不妊治療を始めた時、そんなこと想像もできなかった。
養子をもらうことを検討したり、夫と2人だけの人生だって悪くないと考えたり。
予定より早く家を購入することになり、妊娠もしていないのに一軒家を買って、夫婦2人だけだと広すぎて寂しくないかなと心配したり。
でも山王病院からKLCに転院したことが、私にとって本当に良い決断だったと改めて痛感してる。(何度も書いてますが、山王病院が悪いというのではなく、私にはKLCが合っていた、という意味です。)
山王病院でうまくいかない中、色々調べて、有名どころはいくつかあったけど、かなり直感的にKLCを選んだ。それも、山王病院でまだ体外受精2回という段階で早めに見切りをつけて、転院した。
今思い返せば、自分にとって不思議なくらいの決断力で、なんだか運命的な気もしてくる。
そしてKLCでの採卵、移植。
最初の移植は失敗したものの、その原因をすぐにKLCは理解し、次の際には胚盤胞まで育て、かつ透明帯の除去(アシステッドハッチング)をすることで即決。先生たちがあまりにも迷わずに「次はこれとこれやります」と単刀直入に言うので、こちらも迷う暇なく「了解です」と、あれよあれよと進み、そして2回目の移植で妊娠、出産。
最初はKLCの先生たちが怖いとか冷たいとか、確か通院の後に泣きながら帰宅した日もあったっけ…。
あの時は、卵の状態が悪いと言われ、色々気になることを質問したら、そんなことを気にしても仕方がない、と(冷たくあしらわれるように⬅︎その時はそう感じてた)言われ、悔しいやら悲しいやらで、会社に行けなくなってしまったんだったなぁ〜。
あの時の自分の気持ちも分かるけど、でもその後「KLC慣れ」してからは先生たちの言ってることも分かるようになり、きっと同じような、答えのない質問を何度も何度もされ、そりゃ先生たちもイライラするわな、と今では納得。とにかく、こっちのお勧め通りやってみろ!と笑。
なんだかそんなKLC様とも、今周期で本当に終わりだと思うとちょっと寂しいけれど、でもこの混み具合を見てると、卒業出来る人はどんどん卒業して、次にKLCを必要としている人が少しでも通いやすい状況にしないと本当にパンクするよな、と痛感する。西新宿のあのビルの前を車で通るたびに、懐かしい思い出に浸りながら、心の中で「ありがとうございました」と唱える。
と思い出に浸っていますが、まだ今周期は終わっていないので、まだまだ続きます!!
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