ものもらい


そう、それはまぶたのキワに出来る厄介者だ。


この【ものもらい】

地域によっての方言がかなりあるようで。

関西圏では【めばちこ】と呼ぶ。


このめばちこだが

僕はかなり大人になるまで

め《ぱ》ちこ

と呼んでいた。


声に出すと納得してもらえるだろうがよほど

め《》ちこ

という様にアクセントを強めにつけなければ、《めばちこ》なのか《めぱちこ》なのか聞き取るのは難しい。


しかしだ。

ある日友達との会話の中で

「めぱちこが出来た」と言ったところ


( ´艸`)

『今、め《ぱ》ちこって聞こえたww』

と笑われた。



「え?(΄◟◉`)

  め《ぱ》ちこって言ってっから」



『ハ?( ゚д゚)

  め《ば》ちこだし』



「め《ぱ》ちこだよ、友よ( ´_`)


長々と、どうでもいい議論を交わした。


ラチがあかないので、僕は母に電話した


☎️プルルルル


「モシモシー📱

 ものもらいの事だけど他の言い方あるでしょ?」



『あぁめ《ぱ》ちこのこと?』



「今、《ぱ》って言った?

   《ば》って言った?」



『ぱって言った』



「ホイ。ありがとー」


☎️ガチャン💨



「友よ、やはり

 め《ぱ》ちこなんだ。残念だったな


僕は、天下を取ったかのごとく反り返って威張っていると



僕の携帯に母からメールが来た


📩

右矢印今調べたら、め《ば》ちこだった‼︎ビックリ‼︎】




……


………


( ´_`)

「スマヌ

  めばちこデス



と、僕は友達に訂正しこの歳まで何度《めぱちこ》と呼んで来たのかと、取り返せない時間を思い返して恥じたゲッソリ



そして、その間違いの原因は

紛れもなく母である事を悟った。




母よ。

僕より20年以上も長く

めばちこをめぱちこと呼んできた。


そんなあなたが大好きデス。


ありがとう。


夢が叶ったら

ウユニ塩湖とオーロラを見に行きましょう。

もうちと、まっとってくださいチュー









Mother love is the fuel that enables a normal human being to do the impossible.


母の愛は普通の人間が、不可能な事を成し得る力となる。