試験合格
昨年来取り組んできた試験に合格した。
試験内容は、ITコーディネータ。
昨年秋にとあるセミナーに行き、そこでこの資格の必要性やその有用性を実感し、受験を決意した。
ITに関連する資格はたくさんあるが、その中でも総合力が問われるものである。
たしか年末あたりに発行されていた日経コンピュータでも、常にトップ3に入るようなものです。
プロメトリック社経由でバウチャーを入手し、試験申し込みは完了。
費用は2万円弱・・・
これで落ちたら小遣い引かれる・・・
時間的な余裕があまりとれなかったため、今回の試験勉強は結構突貫。
勉強にあてられる時間は限られており、業務途中のランチタイムのみ。
ランチを速攻で食べ、その後勉強。
使用した教材は3種類。
IT経営可視化戦略 (著)阿部 満
IT経営実践の知識―経営と業務の『見える化』と『つながり力』による生産性向上と競争力強化 (著)阿部 満
ITコーディネータ資格試験模擬問題集 (著)森口 文生、草田 浩介
上記のうち、上2冊をランチタイムに必死に読む。
小説のように、サラサラ~っと読めてしまえば問題ないのですが、実際はそうはいかない。
言葉の意味やその定義を問われる問題が多いらしいため、その部分をきちんと把握しながら読み進める必要がある。
だから進みが牛歩そのもの・・・
何とか2冊を読み終えたのは試験の数日前。
その後問題集に突入。
目標はできる限り問題集を繰り返すこと。
問題集内の問題数は290問。
最低でも3回は回したい。でも、時間がぁぁぁぁ・・・
まず、何とか1回目を終わらす。
この時点で相当のエネルギーを浪費。
正答率は・・・50%
ヤバい数値だ。
このまま行ったら絶対に落ちる。
残された時間はあと2日。
まるでイスカンダルに向かうヤマトみたいな気分・・・
解答とその解説を丹念にチェック。
なぜ正解なのか、なぜ不正解なのか、その内容を把握しながら進める。
そのため、ここでまた時間を消費してしまう。
2回目突入。すでに試験前日。
これは久しぶりに徹夜になりそう・・・
2回目の正答率は・・・80%
飛躍的に上がった。
丹念に読み込んだことが功を奏したのか。
そのままの勢いで3回目に突入・・・その前に頭をリフレッシュ。
たぶん、そのまま突入すると、正答率は100%近くに行くであろう。
当たり前だ・・・その直前まで解答見てるんだから。
頭での理屈云々よりも目が覚えてしまっている。
リフレッシュの方法は、コンビニに買い物にいく。
深い意味があるわけではないが、外の新鮮な空気と、冷蔵庫に足りていないものを購入するため。
牛乳と、豆腐と、納豆と・・・
あと、スポーツ新聞も購入。
けんぢ邸に戻ってきて、さっそく牛乳をいただく。
それを飲みながらスポーツ新聞をパラパラと読む。
その後ベランダでタバコを一服・・・
さて、3回目。
スポーツ新聞が効いている。
頭の中が注意散漫になって、問題集が新鮮だ。
逆から回答していったこともよかったようだ。
おかげで結構時間がかかってしまった。
正答率・・・95%
ここで試験3時間前。
やべやべ、行かなきゃ。
身支度を整え、いざ出陣。
試験会場は恵比寿。
試験の1時間半前に恵比寿駅到着。
実際には、試験開始の30分前に会場に入り手続きをしなければならない。
そのため、残された時間はあと1時間。
駅前のドトールで最後の仕上げ。
ITコーディネータ協会のホームページに掲載されていたサンプル問題を解いてみる。
ここで75%以上いけばなんとかなるか・・・
正答率・・・80%
よし!いけるぞ!
ここでタイムアップ。
試験会場へ向かう。
今回からITコーディネータ試験はCBT(Computer Based Testing)になったとのこと。
今回の試験は申し込みから試験までできる限りITを駆使して行われている。
ま、それを推進する人達を育成する試験だから当たり前といえば当たり前だが。
さて、このCBTだが、想像以上に厄介なモノだ。
紙ベースの試験のように、全体をパラパラ見てから手をつける、ということが難しい。
もちろん、次ページ機能は付いている。
しかしながら、それでは前後関係は把握できても、全体構成が直感できない。
それを行うためには時間が少なすぎる。
120分間で100問に回答しなければならない。
仕方ない・・・最初からつぶしていくか・・・
まず最初の問題からつまずいてしまった・・・
問題文の書き方が問題集と違うのである。
問題集では比較的穴埋めのような設問が多かった。
しかし本試験では穴埋めではなく、完全なケーススタディー的な文面・・・
4つの選択肢をすべて読まなければならない。
刻々と過ぎる時間。
画面上の機能で「チェック」機能(あとで見返す必要のあるものにチェックを入れる)はあるのだが、これではすべてチェックされてしまう・・・意味が無い。
問題と格闘すること2時間。タイムアップ。
何とか100問終了。
試験後すぐに正答率が出てくる。これもCBTの成果か・・・
正答率は平均値で75%。
ITコーディネータ試験では合格下限正答率があるわけではなく、その合格指標も公表されていない。
問題構成が8つの分野に分けられているのであるが、その各分野の正答率にあまりガタつきができてもいけない。
これが総合力が試される所以である。
さてさて、大丈夫であろうか・・・
インターネット上の合格体験記等を見るとだいたい7割程度の正答率なら合格・・・とあるが、ちょっと頭を不安がよぎる。
そのような結果で終わった試験であったが、本日ポストに封書が届いていた。
差出人はITコーディネータ協会。
果たして結果は如何に??
けんぢ邸のリビングにて祈るような気持ちで封書を開けようとしたところ・・・
合格番号:A1100190****
と表に書いてあった・・・
拍子抜け~
でもまぁ、封書を開けて確認。
お~・・・出てきました、合格証♫
ITコーディネータとして認定されるためには、あとケース研修を15日間受けなければならない。
50万円の費用がかかるが仕方ない。志のためだ。
でも、まあ、ちょっと一安心したかな。