I pray ''stay'' | ダイヤの涙の海

I pray ''stay''

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仕事終わり、かーらーの、プチ遠征一人旅。
手慣れたはずの一人旅は思っていたよりも時間がかかりまして、
着いたら整列始まってた。てか窓枠ってクローク三階なんだったっけ。
久々過ぎてすっかり忘れてて、しばらくウロウロしちまった。

相変わらずライブハウスっぽくない窓枠の外見。
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学習塾ですか・・・?
でもスタッフの対応はなかなかいい。

今日は絶対押すだろ→え、意外とはじまる?→もう始まる?→・・・やっぱはじまんないのね
→これもしかしてやっぱり一時間押しなn→始まったァァァァァ

窓枠、狭い。近い。こんなに近いんだっけ?
一段上の後方だけどよく見える。よく目が合う、ように感じる。
ソロパフォーマンスよりも格段にフェティッシュなお衣裳に、
自然と「キャーッ」てゆう黄色い声が漏れる。
日常生活にないでしょ、かっこいい人みて「キャー」って自然と声が出るって。
ありえないでしょ。もう三十路越えてるのに容易に出ちゃうからね、乙女の声。

何度か衣裳替えがあったけど、そのたび黄色い声が漏れる。
舌べろべろしたり指ちゅぱちゅぱしたりする。
激しい色気。振り撒かれて倒れそうになる三十路のあだ花(オレ)。

ひたすら楽しい。オーディエンスの動きも気持ちいい。
清春さんのパフォーマンスもこころなしかスムーズ。
演奏のミスは多少あったけどイラつくほどではなかったようで。
浜松気持ちいい。浜松、いいね。静岡ー!静岡―!
と、清春さんも大変お気に召した様子。
何度か口角を上げて笑う。この美しい人の下で踊っていられる幸せ。

将来や健康の不安、砂のような異物感のある
現実問題もろもろを、この時ばかりは少し、忘れることにする。
どう生きる?どう死ぬ?何に縋って生きて死ぬ、みたいな
全て忘れて笑顔で踊れるのに、そのドラスティックな思想に対峙しているかのようにも感じる。
背徳、退廃、儚く美しい終わってしまう物語を見せられている感覚。
忘れているようで、忘れてない。
でも思い悩むとは違う。病的でもない。
少しだけ忘れて、少しだけ思い知らされる感じ。
それがこんなに気持ちいいなんて、誰が知ってるんだろう。
マウントレーニアでの演奏って、そういう感覚を
抽出して拡大した感じ。だからみんな泣くし何度も通うし。わかるよ。すごくわかるよ。
ファンの皆は知っているんだろうなぁ、これの気持ちよさを。


新曲めっちゃかっこいい!!
レスキューが好きな私としてはドストライク。
あとでDVDを見たけど、ドストライクを作ろうとして作った感じなんだね。
黒夢のゲルニカとかKINGDOMにも通じる壮大な。
歌詞がいい。
ポール・オースターの詩を読んでいるみたいだ。

清春さんもかっこいいよね、と言ってました。
売れてもない・・・流行ってもない・・・
でもおそらく誰よりもかっこいい。
そんな表現されてました。わかるわかるー!
なんで世間のみんなはこんなにかっこいい曲を知らずに生きていけるのか?(笑)

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NEWSPAPERはちょっとしたパンフレットのようでした。
あれ。今年コート安くない・・・?
って毎年コート買っちゃだめだけど。。。。。。。
サイズが合わないしねー(合えば買うんかい。)。

さて、狭い箱から熱気と黒いTシャツのみなさんが吐き出されて、
しばし喧噪と煙のなか。
友達のカワイイ車(ヴィンテージ!)で迎えに来てもらいました。
汗だくで絶対クサかったはずごめんなさい。

元プロの方に朝フランスパンを焼いてもらう贅沢。
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湖畔に立つ山小屋風のカフェでめちゃくちゃ美味しいカレーを食べたり。
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欧風ではなくインドカレーなんだけどちゃんと日本人好みにもしていて、
トマトベースでカルダモンが香る美味しいカレー。
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クリームベースの海老カレーもくっそうまい。ターメリックやクミンをあまり使ってなくて、
バジルのような爽やかな味。何のスパイスかな。
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浜松駅では二言交わせた言葉が暖かくて、
終わってしまった寂しさが際立つ。
お祭りは終わってしまう。
いつも夢のように。また必ず行けることを祈るばかりです。