キムタクのドラマ、暴露される | 現代メディアよろず研究所

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最新ではない映画、本、ゲーム、テレビなどあらゆるメディアについて、鋭い切り口から研究していきます。

http://news.livedoor.com/article/detail/4088273/


キムタク主演の新ドラマ、共演者がブログで暴露、とのこと。


かねてから、小生はタレントが無節操にブログを開設することに反対している。

まあ、賛成するか反対するかという立場でもないので、正確には「好ましく思っていない」となるか。


公に対して言葉を発する、表現するというのはそれなりの責任が伴う。


ブログを書くタレント達は、他愛もない日常の仕事風景や共演者の写真を撮っては、どーでもいい文章とともにアップロードする。

その際に、写真掲載の許可は取っているのだろうか。

形式的に許可を取ってるとしても、載せられる相手は本当はイヤだけど断れないだけだったりするのではないだろうか。


そもそもタレント~特にアイドル~がブログを持つというのは、事務所を通さずにオーディエンスとアクセスできる大きなセキュリティーホールを自ら掘ってしまうようなものだ。


自分の意思で24時間いつでもアップロードできてしまうのだから、そこには強力な理性が必要になる。


でないと……記憶にあるものと、今ざっと検索したものだけでも、

・清楚なキャラだったはずの若手女優が「電話出ないヤツ、死ね」

・未成年のアイドル「今酔っ払ってま~す」

・アイドルが部落差別発言。

・某局アナが陰口を叩いていたとチクり。


上の3つは墓穴を掘っただけ。

想像力や理性が足りないから、つい出してはいけないプライバシーを自ら露出してしまうのである。

最後の陰口チクリは最低の行為と言える。

感覚的な好き嫌いやあるいはそういう感覚を持つにいたる理由がある以上、誰でも陰口を叩くくらいの権利は自然的に有しているものだ。
このアナウンサーはごく身近な人間と雑談していただけで、それをコッソリ聞いたことをブログで発表してしまったのだから分別のなさに驚く。


ブログというのは一つの象徴的なメディアであって、テレビやラジオでの言動も注意が必要だ。


倖田來未の「羊水が腐る」発言はまだ記憶に新しいが、これなんかは友達と喋ってる時なんかに誰でも言いそうな表現であるが、非常にデリケートな問題でもある。

誰でも言いそうな反面、世の中には不妊で悩む女性が間違いなく存在するのである。

「羊水が腐る」なんてことは全く非科学的ではあるが、長い不妊治療の末、心を病みがちになってしまった女性までが笑って済ませられるだろうか…などと小生は考えてしまう。

それに、そういう女性がいるかどうかはともかくとして、公共の放送でこういう発言をしたらどのようなリアクションが返ってくるかというのは容易に想像がつく。それを予想できない人間は公共メディアに出てはいけないのだ。


タレントだけではない。

「女性は子供を産む機械」と発言して、ジンケン大好きなご婦人の方々から大バッシングを浴びて謝罪するバカ政治家。当たり前のことを言って謝ってるんだからどうしようもない。

短絡的な反論をされたら、

「女性は妊娠・出産装置だし、男性は射精装置である。こういう機械論的・客観的立場に立たないと科学としての生物を語ることも、社会の様相をマクロ的に分析することも不可能である」と堂々と言えば言いのだ。

それができないということは、アホなご婦人たちの反論が予測できてなかったということであり、コイツが政治をできるほどの知能を持ってないということの証明に他ならない。


公の前で喋りたいヤツもブログを書きたいヤツも、もっと大人になる必要がある。