「我が子」とは、


私を絶対的に必要としてくれるもの。



そして、私が絶対的に守らなくてはいけないもの。



私を絶対的に愛してくれるもの。



そして、私が絶対的に愛するもの。



私に、愛される喜びを教えてくれるもの。



そして、私が愛する喜びを教えてあげられるもの。





「我が子」とは、私が遠い昔から望んでいたことを、



すべて叶えてくれる絶対的存在。



草花にとって、お日さまが絶対的な存在なように。



病は気から?



昨日、主人が、初めて、


娘(お姉ちゃん)の頬を、平手打ちしました。


もちろん、それには、それ相応の理由があるわけで・・・


あの、いつも冷静で、穏やかな主人が、手を挙げるなんて、


余程のことで・・・




その場にいた私でも、恐らく、娘の近くにいたら、


私のほうが、先に手を挙げていたと思います。


実際に、叱り飛ばし始めたのは、私の方で・・・


娘のその態度に、主人も、かなりの「憤り」を感じたらしく、


「ほっぺた、出せ!」と言うと、


娘も、殴りたければ殴れ という感じで、主人に頬を向け・・・




塾から夜8時に帰ってきたお姉ちゃん。


結局、夕御飯も食べずに、


その後、部屋から一歩も出てこず・・・




新学期が始まり、


何となく、「イライラしている」のが感じられていたお姉ちゃん。


家にいる間中、下の娘や、私に対して、「お小言」が多いし、


言葉が妙に刺々しい・・・


上の娘はわかりやすい性格で、


精神的に、何かひっかかるものがあると、


イライラして、周りに対して、「お小言」が増え始める・・・




私が想うに、


恐らく、新学期が始まって、


「受験勉強」をするにあたり、


その、「こなさなければいけない問題集の絶対量」に対して、


いかに、自分が今までやってきていなかったのかを、改めて思い知らされ、


それをやりこなす為の時間の無さを、再度痛感して、


そこに「焦り」みたいなものが生じて、


気持ちばかりが先行してしまって、


頭と心がアンバランスになって、


イライラしているのではないのかと 私は想っているのですが・・・





どんなにしっかりとしていても、


まだ高校生のお姉ちゃん。


自分自身の「感情のコントロール」なんて、そう簡単には出来るはずもありません。


アスリートの選手など、日頃から、練習などで、自らの「感情のコントロール」を訓練しているならともかく、


そうでもない、ごく普通の高校生ぐらいの年頃の子に、それが出来る方が、むしろ異常です。


大人の私ですら、最近になってようやく、自分で自分自身の「感情のコントロール」ができるようになったぐらいですから・・・




私は、今までに、幾度か、娘に手を挙げたことはあります。


それは、その時の、娘の「態度」に対して、


「親」と「子」という、間柄でのことではなく、


ひとりの人間として、あるべき態度、言動ではないと判断した時です。


そして、昨日も、やはり、同じような状況でした・・・




社会に出れば、絶対にそれでは通用しない。


それを、知らしめんがための主人と私の行動・・・




恐らく、今はまだ、娘には理解できないかもしれません。


一社会人の先輩として、そして、最も身近にいる人生の先輩として、


その保護者として、見て見ぬ振りはできなかった・・・




娘が、大人になって、


いつか、そのことに気付いてくれればいいな  と思っております・・・




でも、しばらくは、彼女の頬が痛かったように、


私の心も、痛みが続くような気がします・・・