赤子のあなたをおんぶして、
歌、口ずさみ歩いた道。
乳母車に座るあなたを見下ろして、
お花に話しかけ、歩いた道。
ヨチヨチ歩きのあなたと手を繋ぎ、
「しりとり」しながら歩いた道。
いつしか独りで歩くこの道を、
足取り軽く歩くけど、
いつしか心の片隅に、
ぽっかり穴が開いたよう・・・
*追記*
昨日は、娘たちの学校の文化祭バザーでしたので、
久しぶりに、私の母校でもある学園に、足を運んでみました。
もう、娘たちも、中学、高校ともなると、
「お手伝い」のお仕事がメインで、
これといって、何かに参加するということもないので、
始めは、今年は、もう行かなくてもいいかな・・・なんて思っていたのですが、
長女の今回の学校指定校推薦の件で、
担任の先生とも、まだ、お話をさせていただいていなかったので、
先生に会うべく、行ってまいりました
高校1年生の時からずっと担任をして頂いている、まだ30代の数学専門の男性の先生なのですが、
いつも、とても落ち着いた、柔らかい、穏やかな物腰で話をされる先生で、
娘のことも、日頃から、とってもよく見てくださっていて、
部活「吹奏楽部」での活躍も、とても評価してくださっていて、
私も、娘自身も、とても信頼をしている先生なのです。
今回、小学校からずっと、「小児科医」になりたいと言い続けていた娘が、
ここに来て、「薬学の開発、研究がしたい」ということで、進路を変更したこと・・・
始めは先生も驚かれたそうで・・・
でも、娘のその意志の強さ、硬さと、自分の「将来」をしっかりと見つめて選択をしたことが、
先生にもしっかりと伝わったらしく、
私と同じように、先生も、娘に対して、「OK]サインを出してくださって・・・
ただ、娘が行こうとしている大学は、
日本でも、薬学の研究の最先端をいっている学校で・・・
実際に試験を受けて入学してくる学生さんは、
いわゆる、国立の一流大学の滑り止めで入学してくる子が殆どで、
いわゆる、「推薦」で、面接のみの娘とは、恐らく、入学した時点で、学力の差は歴然としていると思われます。
私も、主人も、そして、担任の先生も、そのことを一番気にしていて、
しかも、その大学は、入ってからの勉学がとにかく厳しくて、
ちょっとでも手を抜こうものなら、すぐに「留年」することに・・・
でも、担任の先生も、学校長も、娘のその強い意志と、これまでの「頑張り」を高く評価してくださって、
今回の「指定校推薦」の許可をいただけたこと、
本当に、有難いことだし、
母として、
「あぁ、娘は、私の知らないところで、こんなにも努力をし、ここまでこぎつけたんだな」と思うと、
帰りの道すがら、涙がこぼれてきました・・・
子供というものは、
親が思っている以上に、
色々なことを考え、葛藤もし、
知らない間に、こんなにも成長するものなんだなぁ・・・と、改めて思いました。
この、娘の成長に、
大きな歓びをおぼえます。
それと同時に、
この子が、これからどのような人生を歩んでいくのか、
それもまた、楽しみでもあります
ただ、ちょっぴり、寂しさもあったりもしますが・・・