今の職場は病院のような管理体制がまだ十分には確立されていない。
職場自体が設立されて5年も経っていないということもあるが、大多数働く介護スタッフは感染についても、リスク関係にしても、教育にしても専門的な知識や技術を学習していない。それ故の指導、管理できるスタッフが居ないことが最大の原因と思われる。


で、あれば誰かがイニシアチブを取って学習の機会を作るなり手立てを構築しなければならないのだが、うちの管理者と呼ばれている人間にそのスキルを持っている管理者はほぼ、居ない。管理者自体が感染にしろ、リスクにしろ、専門的な知識が乏しいのだ。



大きな病院では出来ない人間は会議でも発言権はなくなり、幽霊部員に甘んじなくてはならないし、重要なポストからは外されていく。
婦長になってもデキないのは、頭がキレる婦長や主任クラスから袋叩きにされるだけだが、うちのように専門職が圧倒的に少ない場合は、そうはいかない。


今、コロナウィルスが感染拡大しないよう、色んな案を練っているがそのほとんどは東南コンビがイニシアチブを取り、下に下ろしている。
今、東くんは感染拡大が終息するまで鹿児島には来るのを控えることになって、200人を越える入居者、同じく200人を越えるスタッフの感染管理は南くん、一人で担っているようなものだ。


入居者の面会を中止し、スタッフには出勤時に検温を義務づけ、とにかく持ち込みで入居者が感染しないように必死なのだがマスク不足や消毒剤の不足、不足となった紙類の確保などは全て後手後手。
さすが、横丸


コロナも確かにブロックせねばならないが、コロナ以外にも感染症が発生した時は種類に準じて休職隔離を指導し感染が他のスタッフや利用者に拡大しないようにせねばならないのだが、いつも主任に丸投げだったため、先日感染性胃腸炎を起こしたスタッフの出勤開始を確認せず。
主任が現在、治療で休職しているのに確認していないのに、アタシ、激オコ。


逆指示でスタッフに確認させた。


感染性胃腸炎なら症状が治まって48時間以内は出勤出来ない。
良くなったからと翌日出勤は出来ないからいつ、症状が取れたか、ぶり返しはなかったか、確認しなきゃならない。それを確認して、勤務を調整するのが管理者の業務なのだが、完全人任せだ。あり得んポンコツぶりに怒りが沸点に。



こんなレベルにコロナの管理も感染防止の物品管理もほぼ、ほぼ無理としか言い様がない。


今日は街に出て、手作りマスクのキットを購入。
無いなら、自分で出来ることをやらねばならん。


マスクはかからない予防にはならんが、移さぬ予防には効果があるし、飛沫からの接触を防ぐには布マスクで用は足りる。
施設で使ったマスクも洗濯してしばらくは再利用だ。


昭和世代の貧乏人を舐めんじゃない。
アタシらが働きだした頃はほとんどの医療器具も再利用は当たり前だった。
こんなことでヘタレてなるもんか。知恵と工夫で乗り気ってやる!


休校には賛成も反対もしないが、罹患しやすい高齢者がマスクもなしに繁華街をウロウロする方を規制した方が正しい感染管理だと思うがね。


ワクチンと治療薬が開発される、あと少し我慢して、自分が出来ることを続けようよ