先日のことだ。いつものようにスプリンクラーのようなイチモツを持つホーチミンが汚したトイレの掃除をしていた。



便器の掃除が終わり便座にのって棚から補充用のトイレットペーパーを下ろした。



ペーパーを補充して何気なく振り返るとたった今、掃除したばかりの便座に茶色のブツが。



どうみてもそれは『ンコ』

アタシが掃除したのは夢?幻?それともこれが認知症の始まり??



納得できなかったがもう一度、最初から便器の掃除をやり直す。



よし、確かに今度はオッケー。どら、次は床の掃除とマットの交換だな。


そしてアタシは再び凍りついた。またもブツ。真っ白いトイレマットに紛れもなくブツ!!



何だと言うのだ、このブツフェスティバルむかっむかっ



掃除をするのも、ブツがついたマットを廃棄処分にするのも別に構わないが、アタシを嘲笑うかのように移動するブツに若干、パニックに。



何て日だ!と小峠になったような気分でアタシはブツがついたマットを折り畳み捨てようと立ち上りそしてそのまま、立ちすくんだ。


トイレの冷たい床が嫌でトイレマットの先にもう一枚普通のマットを敷いているのだが、便器から離れたそのマットにもブツ!



これこそ、まさに『えっ!?クソ!シスト』である。



その時、アタシは全てを悟って意を決し自分の足の裏をゆっくり持ち上げた。



左足裏…完全アウトー!!!



そうなのだ。あの変なケツの拭き方をホーチミンはまだ変えていなかったようで、朝、出勤前にした『ンコ』の星屑ならぬ、ンコ屑、つまり欠片をアタシがご丁寧に踏み散らし、ヘンゼルとグレーテルのように歩いた標をつけていたのだった…。



即行、片足で風呂場に直行し足を洗ったが、気持ち悪くて結局シャワーで全身を洗い、風呂場の床も洗うはめに。



帰宅したホーチミンに『いい加減にせぇむかっむかっ』と激怒したが暖簾に腕押し状態で憤懣やるかたないむかっ



やっちさんに先週相談すると『子供の時、親に拭いてもらっていた名残で便座の上で拭かないのかもね』と実にわかりやすい分析をしていただいた。



あんなの溢されて踏み散らすエクソシストを味わうくらいなら、アタシが拭いてやっても構わないわむかっむかっと思うほどだ。



三つ子の魂、百までとは言うが、半世紀生きた初老がンコを床に溢すような拭き方はホントに止めていただきたい。



猫のンコ踏むより嫌な気分だったわ!