ホーチミンに居酒屋で酒を飲みながら、アタシが帰った後の二次会の乱痴気騒ぎを話し
『なんで裸になったり、裸にしたりするんかね、意味がわからん』とため息をつくと
『おぃなんかも、泊まりがけの二次会でスナックに行った時はノリで裸になることもあっど。』と驚愕な発言
一瞬固まり確認する。
『今、アンタも裸になるという謎の日本語が聞こえたが、空耳やよね?』
『おぃなんかもあっとよ、裸になっとは。やっで、そんしの気持ちはわかっど←だからその人の気持ちはわかるの意』
プチーーーン!
『阿呆か、50も過ぎた人間が何勢いで脱いどるんか!』吐き捨てるように言い放つと
『天文館のスナックじゃしないよ。島原のスナックだったから…』意味のわからん言い訳をするアホーチミンに
『失礼な!島原の人々に土下座をせぇ!島原はヌーディスト村じゃないわ!アンタみたいな不届き者、雲仙の火砕流で尻でも焼かれればエエんじゃ』とアタシは更に怒りがヒートアップ。
『もしかして、アンタが珍子をデカくするために飲んでいたビッグボーイはそのためやったんか!?あり得ん!自分の旦那が露出魔やったとは』
『皆、脱いどるからおぃも脱いだとやが…。』
『他人のせいにすんな!フルチンヤロウが!アフリカの未開の地にでも移住せぇ!バカタレ!』
『……。』
『ええか、ここは日本じゃ!公共の面前で珍子を出したら猥褻物陳列罪という罪で起訴されるんじゃ。
日本で珍子を出してもエエのは、自宅とトイレと銭湯だけじゃ!
50も越した人間がノリでパンツを下ろすんじゃない
今度、そんなことしたら二度とパンツを簡単に下ろせんように陰毛をライターで炙って焼ききってやるからな!!』
アタシの烈火のような怒りに震え上がるアホーチミン。
まさか自分の旦那がここまでバカタレとは20年間気づかなかった。
2013年、残念な年の瀬である…。