医者、看護師、相手が誰であろうと細木数子ばりにズバズバ物申す30年前の30代のミッチー



当然、煙たがるスタッフ、このヲンナ面白そうと寄ってくるスタッフと二分に。


煙たがられるけど、若いスタッフをまとめる力が認められたのか


大して働かないうちに管理職へと昇格の話が。



アタシと同じく現場でチョロチョロしてるのが好きで頭を使うのは苦手なミッチー


面倒臭いことはしたくないと昇格の話を蹴った。



で、アタシに相談←当時中学生



『お母さんは面倒臭いから嫌やねん。そんな柄やないし。


病院辞めようかと思てんねん。


○、どう思う?』



アタシはミッチーに


『そういうの、誰彼にさせる役目と違うんやろ?


アンタやったら、出来るって認めてもらったから話が出たんと違うん?


やりもせんで、面倒臭いからとか情けないこと言いなむかっむかっ


やってみて、こりゃかなわんって思ったら病院辞めたらエエんちゃう?


ちょっとは意地見せんとバカにされるで!』



当時、管理職がいかなるものかわからなかったが取り合えず簡単に仕事を辞めるなんて中途半端なと思ったアタシは


偉そうにミッチーに説教。


ただミッチー、ちょっと変わってるから


『そやな!やってかなわんかったら辞めたらエエんや!


○、さすがやな!!』とあっさりマインドコントロールされ、管理職に。



ところが、ミッチーより前から病院で働いていた看護師の中には


新参者が管理職にヘラヘラあがりやがってと、疎ましく思う人間もいて


『自分の方が管理職にふさわしいのになんでミッチーが選ばれたの!?』と陰でコソコソ言っていた者がいて


よせばいいのにミッチーにアイツがこんなことを言っていたよと、チクる輩もいた。



ま、確かに仰る通り、新参者のミッチーが他の人を差し置いて管理職に上がったのは紛れもない事実。



普通、陰でコソコソ言われてしょげそうなところだが

相手が悪かった。



鉄のヲンナ、ミッチー。



何の確証もないが自分に絶対的な自信がマソマソなヲンナ。



しかも陰でコソコソ言ったのがミッチーより年下と言うのもまずかった。



『年下のくせに、陰でコソコソ、先輩のこと言いやがってむかっむかっ


言いたいことがあるなら面と向かって言わんか!』



相手を即行呼び出して


『アンタにそんなこと言われる覚えは私にはないし、陰でコソコソ、人の批判をするような人間、


管理職には不向きじゃむかっむかっ

悔しかったら自分に管理職させてくださいって院長に直訴でもせぇ!バカヲナゴ!!』


鬼の形相で捲し立て、相手を号泣させ


『○、お母さん、勝ったわ!完勝や!』とアタシに報告。



アタシは『アンタ…後輩相手にやり過ぎやわ…。シャレならん…』と呆れ


『そんなゲスなこと言う人間は放っておくのがエエんやで。


同じレベルになってどうするん…』と諭され初めてションボリ。



筋金入りの暴言フリーダムミッチー。



アタシの暴言なんか、足下にも及ばぬミッチー節。



アソコまでは自由にはアタシもなれんわ…、多分この世では。