2日前から今年度の新人が配属された。

いつか来ると思ってた平成生まれ。

平成元年なんてついこの間な感覚。

だって既に働きだして二年。

准看護婦の免許も取ったアタシ。

あれから21年…。

年を取るはずよ…。

アタシが早くに産んだと言ってもおかしくない

二十歳。

当たり前だけど幼いわぁ…。
先日、新人の指導係、返ってきた男性主任にどうかとイタツーから言われ

去年の新人三人全てがセクハラ、パワハラを訴えたため別な看護師に変えた方がよいとストップをかけたにも関わらず

イタツーは二日前、去年の新人を呼び出し
『あなた達と同じように新人に男性主任を指導係につけようと思っている』と言い出し

言われた新人の1人は絶句。

しかしもう1人の新人は自分の二の舞にしたくないと絶対やめたほうがいいと
自分達の半年の辛かった事情を訴えた。

『あら、そうだったの?そんなに大変だったの?』とさすがイタい女。

何のためにアタシに探りを入れたんだよむかっ

言っただろうが!新人達は一様に萎縮して半年過ごしたと!

現場の意見を聞く振りしてスルーするその姑息なやり方、何とか出来んのかむかっ

結局、新人の悲痛な訴えで男性主任が指導係になるプランは完全にお流れに。

残念なことに三人いたうちの一人は四月末で辞める。
表向きは結婚ということになっているが
男性主任が病棟異動にならず治療室に返ってくることが一つの要因ではないかと皆思っている。

見ないふりするのはイタツーのみ。

今日、休憩時間にお茶を飲んでいるとイタツーに直訴した新人が

『私が言ったことは良かったんでしょうか…』ときいてきた。

勿論
『アンタがきちんと言わなきゃ新しい子は一人で同じ苦しみを乗り越えなきゃならんかったんだよ、気にしなくていいんだよ。言ってくれてありがとうね』と言った。

ホッとする新人。

厳しいだけでも、優しいだけでも信頼関係は築けない。
相手の気持ちに近づこうと努力し合って初めて信頼関係が構築されるのに

セクハラ、パワハラなんてとんでもない。

そんなこともわからずに指導したりさせたりなんて
職場の恥の極みだ。

人を観るのが仕事なのに
それが出来ないならさっさと部下を持たない部署に異動しろよむかっ

仕事がしづらくて仕方ないわ!