特撮番組の脚本執筆やUMA研究家として知られる中沢健の同名恋愛小説の実写映画化。
売れないピン芸人が初めて恋に落ちる姿を描く。
売れないピン芸人の佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ち続けている。
彼女いない歴=年齢で、妄想の世界に居場所を見出してきた佐藤は、嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで自分の心を保ってきた。
そんなある日、佐藤を面白いと言ってくれる女性、市川理沙が現れ、恋に落ちる。
しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま市川に距離を置かれてしまう。
監督・脚本は、「獣手」「オカルト地蔵」などの夏目大一朗。
出演は、主人公の佐藤賢治を「#真相をお話しします」などの原嘉孝、ヒロインの市川理沙を「グリーンバレット」などの沢口愛華が演じるほか、「消えない灯り」などの温水洋一、「ゲキ×シネ 髑髏城の七人(アオドクロ)」などの佐藤アツヒロ、「スープ 生まれ変わりの物語」などの六角慎司、「アオショー!」などの川上麻衣子など。
音楽は、「幸福のアリバイ〜Picture〜」などの松田純一。
主題歌は、Land Cell.の「優しすぎた怪獣」。
2025年作品
日本映画
配給はギグリーボックス
製作会社は「初恋芸人」フィルムパートナーズ
上映時間95分
2016年にテレビドラマ化さています。
2025年8月からは小学館「マンガワン」にてこやま仁によるコミカライズが連載開始しています。
原作小説は未読、ドラマは未見、コミックは未読です。
なんにも知らない状態で鑑賞。
面白かった。
甘酸っぱくて、切なくて、少し笑いもあって。
とてもピュアな感じが胸に刺さってきます。
ラストも嫌いではありません。
派手な作品はなく、起伏もそんなに大きくはありません。
大きくドラマチックなことも、さほど起こりません。
でも、その雰囲気がなかなかいい感じだった。
原嘉孝の演技がとても良かったですね。
キャラ自体も良かったし、深掘りもされていて共感が持てました。
演技もいいが、それを引き出している演出もいいですね。
でも、温水洋一と川上麻衣子の両親像がちょっと普通すぎですかね。
普通というか、絵に描いたような感じというか。
もうちょっと、なんかこの家族独特なものがあっても良かったんじゃないかともいますが。
ツッコミどころもそこそこあります。
心情の風景なのかなんなのか、ヒーローと怪獣のシーンは、どうもチープだった。
ちゃんとしたチープではなくて、とても中途半端。
チープに見せようとしているのか、真面目に見せようとしているのかわからなかった。
そこは残念なところ。
ロケ地のしまなみ、因島の風景も美しいです。
個人的には大好きな場所で、何度も行ったことあるのでとても響きました。
それからLand Cell.が唄うエンドロールの主題歌「優しすぎた怪獣」が胸に刺さりました。
■興行収入予想
現段階では上映館数40館と少ない。
12月19日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」、「新解釈・幕末伝」、「楓」、「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」、「星と月は天の穴」、「ボディビルダー」、「北の食景」など。
まあ、ヒットになるのは厳しいかな。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は3,000万円と予想。

星3つ半(5点満点)
★★★☆
「初恋芸人」公式サイト
中沢健による「初恋芸人」の原作本です!
「初恋芸人」のコミック本です!
原嘉孝出演の「#真相をお話しします」の初回限定完全版のBlu-rayです!
原嘉孝出演の「#真相をお話しします」のパンフレットです!
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映画作品のコメントを執筆しています!































































