10月に受けた冠模試は当然E判定。

同じ大学の工学部ですらD判定でした。


「落ちるところまで落ちたな」


中学受験までして準備したのにこのザマか。

悲しくなってきました。

物理と化学がとにかく取れません。


数学はまだ1A2Bの分野で取れるのでそこまでひどくはないのですが、物理と化学が2割ほどしか取れていません。


このとき私は浪人を覚悟しました。


いや、私大でもいいから受かったところに行かせるか?


しかし二次試験の問題をやっては苦手分野を潰していく勉強が功を奏したのか、共通テストレベルならば見られる数字になってきました。


11月の共通テスト模試では志望校C判定、


12月の模試ではB判定まで持ち直しました。


しかし素点のボーダーまでは40点ほど足りません。


12月時点で二次試験過去問も全体の7割まで取れるようになりました。


そして12月の後半からは共通テスト対策に全振りしました。


正月には共通テスト形式問題集で800点を超えるところまできました。


数学と物理とリスニングは満点狙えそうです。


化学は有機・無機を丸暗記したおかげで満点取れますが、理論化学でどうしてもミスをします。


それよりもひどい大穴が古文でした。


本番直前に古文を片っ端から解いて練習では40点を超えるようになりました。


ヒヤヒヤの共通テスト、結局古文で大コケしましたが、志望している旧帝医学部のボーダーを何とか上回りました。


理一には数点足らず、理ニならボーダー超えます。


予定よりも20点ほど低かったのですが、私としては納得の行く結果でした。


しかし、これが浪人への入口でした。


ここでもっとよく考えなければいけませんでした。


工学部の情報か一つ下げた医学部に出すべきでした。


私は元々浪人は反対です。


情報なら80点、一つ下げた医学部でも40点のアドバンテージがありました。


私は息子を過信していました。


息子の実力は共通テストまで、旧帝大の二次試験に対応できる力はまだついていません。


五分五分の勝負、浪人避けるなら、これは本来やってはいけないことです。


確実に取れるところまで落とさなければいけませんでした。


実は息子は志望校にそこまでこだわりはありません。


私が説得していたら、もしかしたら出願先を変えていたかもしれません。


あと40日ある、息子なら何とかするだろうという甘い考えで予定通り旧帝医学部に出願してしまいました。


マークミスの確認のため、早稲田の合格取れそうな学部に出願し合格しました。


後期は浪人に備えて4科目受験ができる、関西の上位医学部志望者のほとんどが出す公立単科医科大学に軽く決めてしまいました。


これも間違いでした。


偏差値は70でした。


医学部以外なら情報学科と言っていた息子、


後期は工学部にすべきでした。


浪人を避けられるチャンスは何度かあったのです。


せっかく取った共通テストが何も生かされず。


二次試験では丸暗記の化学と得意の英語は予定通り取れたと思いますが、勉強不足の数学3、特に微積と複素数平面で大きく落とし不合格となりました。


後期は元々行く気はありませんでしたが、受けても撃沈、息子は敢え無く浪人となりました。