ベンゾジアゼピン系薬と一緒に併飲すると死ぬため、アメリカで深刻な社会問題となっているオピオイド系鎮痛剤がとうとう、ハリウッド映画になりました。主演は、日本でも人気のゲイリー・オールドマン。新薬を売ろうとする強引な製薬会社と政府との癒着も描かれています。
👴🏻ベンゾジアゼピン系薬とオピオイド系鎮痛剤、この2種類の薬で、アメリカの有名人もずいぶん死んだらしいな。
👨🏻🚀そのふたつを併飲すると、そうとうあぶないようだ。
👨🏻🔬オピオイド系薬は鎮痛剤として病院で処方されるが、強い依存性を持ち、効果が失われるたびに処方量が増え、使用を中断すると不眠などの離脱症状が出るようだ。オピオイド系薬の依存症者はアメリカでは近年、劇的に増加しており、オピオイド系薬の過剰摂取による死亡例の増加が問題視されていて「オピオイド危機」としてアメリカでは国家的問題となっているようだ。
🙇🏻♂️たとえば…モルヒネはいちばん代表的なオピオイド系だよ…病院では「モヒ、モヒ」っていってるよ…そういわれたら気をつけて〜…。
🙇🏻♀️病院ではよく「どうする?」「モヒる?」とかいってますよ〜…。
🤷🏻♂️「もう、モヒるほかない!」とかいうよな。
👨🏼モルヒネは、世界大戦中に、銃で撃たれた時のための鎮痛剤として使われた。中毒になりやすい薬として有名だった。今でも使っているようだな。
👷🏻♂️本当の戦争はこんなだもんな…。
👱🏻♂️当時は、特別な訓練を受けた衛生兵たちと軍医しかモルヒネは使えなかったため、ふつうの兵士たちは自分で包帯を巻いて抗生物質を飲むのが応急処置だった。ここに第二次世界大戦の応急処置の講習ビデオがある。負傷したら傷口からの細菌の感染を防ぐのが最も大事だ。
(英語版のみ)
第二次世界大戦中は、衛生兵と軍医しかモルヒネを使えないようになっていたが、そのあとベトナム戦争からは、前線の切迫した状況を考慮して、兵士たち個々にモルヒネを持たせたようだ。
製法は、写真のようにケシから阿片を採取し、阿片からモルヒネを抽出するが、モルヒネを精製するとヘロインがつくれた。ヘロインは、鎮痛・麻酔作用がモルヒネの4~8倍強いため、ベトナム戦争中はアメリカ兵たちのあいだで大流行りした。ヘロイン中毒患者が一気に増えた。
👨🏻🚀こんな戦場だからな。
👨🏼ベトナム戦争中の1960年代から1970年代にかけ、戦地のそばの東南アジアの「黄金のデルタ地帯」(黄金の三角地帯、ゴールデントライアングルとも呼ぶ、ベトナム国内を流れるメコン川の上流の山岳地帯でタイ、ミャンマー、ラオスの3国が接している)と呼ばれるエリアで、ケシからアヘン、モルヒネ、ヘロインなどをつくっていた。そしてベトナム戦争中に大量に流通して、アメリカ兵もジャンキーになった。ベトナム戦争終結後、アメリカ国内ではヘロイン中毒者が増え、次第に東南アジアのケシから、南米にしか生えていないコカの木の葉からとれるコカインに変わった。
写真のようにコロンビアやボリビアで密かにコカの木を栽培してコカインを売るようになり、東南アジアから移って、消費地のアメリカに近い南米大陸から米墨国境(アメリカ=メキシコ国境、東西全長3,141kmにおよび、アメリカ合衆国の4つの州と6つのメキシコの州に接し、20本以上の横断道路がある)を通って大量に麻薬を送るようになり、南米に麻薬カルテルができた。
いまや南米メキシコやコロンビアなどの麻薬カルテルは金持ちになり、武器を買って軍隊なみに重武装し、最先端の電子機器や偵察機器まで持ち、麻薬カルテルのほうが政府や警察より強くなってしまった国まである。
山の中にも、麻薬を精製する施設があり…
近年わかったことだが…
海中を潜航する小型の潜水艦まで持っていて、原産地のコロンビアからアメリカと国境を接する密輸基地のメキシコまで、密かに麻薬を運んでいた。
👷🏻♂️飛行機とちがって、潜水艦はレーダーに映らないんだよ。それじゃ見つからないね〜。
👨🏻🚀アメリカ人が金を渡すからだな。
🙍🏻♂️ハリウッド俳優も、お金の無い若いころにドラッグディーラーをやっていたぐらいだからな。
👨🏻💼なんと!アメリカの大金持ちが、裏で麻薬組織のボスに資金提供していたらしい。
👴🏻その金のせいで、南米の麻薬組織は、昔の中国の軍閥みたいになっているようだな。
(中国各地の軍閥)
👨🏼🦳大昔、中国には、これだけ軍閥があった。
👩🏻🎨こんなマンガもありますね。
👨🏻🚀なんと!アメリカの国境にオートバイで通れる地下トンネルまであるそうだ。
👩🏻🎨なんと!224本も地下トンネルが。
👴🏻日本も日露戦争の旅順包囲戦で地下トンネルを掘ったぞ。ロシアの要塞まで掘って、散々にしたことがある。
(1904年12月・中国旅順近郊の東鶏冠山北堡塁爆破現場)
ロシアにひと泡吹かせた。
👨🏻🚀しかし、残念なことに、日露戦争時の日本の医学は遅れていた。
👴🏻足を引っぱったようだな。
👨🏻🍳日本人のビタミン不足は、江戸時代からはじまった。白米になったからだ。
👨🏻⚕️問題のオピオイド系薬にはいろんなのがあるが、他には、なんといってもオキシコドンだ。日本の病院でもよく使う。あとフェンタニル。フェンタニルは合成オピオイドで、ヘロインと同じ効果があるが、静脈内投与した場合、モルヒネの約50〜100倍の鎮痛作用があるが、まじめに致死性が高い。ヘロインの何百倍。アメリカで死人が出るのはそのせいだ。
👨🏻🚀日本も最近、アメリカと同じようにオピオイド系鎮痛剤のフェンタニルが流行りだしているらしいぞ。日本にもアメリカと同じような国家的危機が来そうだな。
👨🏻🔬医師いわく、鎮痛剤ならバイコディンやコデインもいいそうだ。
👷🏻恐ろしいことが書いてあるよ…。
👲🏻この映画は、日本国内ではDVD販売のみになりそうだよ。
👴🏻劇場公開をさけたようだな。結局、この件は、国内では隠し通したいようだな。
👷🏻♂️日本国内でもオピオイド系のフェンタニルが流行りはじめているから不安だね〜…。
👨🏼現在もアメリカ軍では、麻薬汚染、薬漬けが深刻な状態になっている。
👨🏻💼この「クライシス」という映画の続編のようなテレビドラマができたようだ。かなり真相がわかるようだ。
(画像は投稿されたもの)