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*以下引用*
石油由来のプラスチックは、想像を絶するほど有害な便利品になり、現在、環境と人間の健康を予想外の多くのかたちで脅かしています。
廃棄物処理場には、大量のプラスチック廃品の問題が山積みされており、 ほとんどのプラスチックが生物分解されないので永久に残存し、マイクロプラスチック (劣化したプラスチックから出る顕微鏡レベルの大きさの粒子) が世界中の水系を窒息させ、飲料水や海洋生物を汚染しています。
それに輪をかけて、プラスチック生産に投入される化学物質の多くはホルモンに似た活性を示し、生殖機能を含め動物や人間の健康を脅かしています。
近年のテストから、ほとんどのペットボトル入りミネラルウォーターはマイクロプラスチックで汚染されている。この汚染はペットボトルやボトルキャップの製造工程によるものと考えられます。
CBCの、ペットボトル入りミネラルウォーターのマーケットプレース調査によると、レーヨンやポリエチレンを含むプラスチック汚染は50種類の試験対象ボトル入りミネラルウォーターのうち30種類に検出されました。プラスチックはガラス容器で販売されている瓶入りミネラルウォーターからも検出されました。
ニューヨーク州立大学の研究者らも、非営利目的のジャーナリズム団体であるOrb Mediaからの委託によって、よく売れている11社のペットボトル入りミネラルウォーター259品種について、マイクロプラスチックでどのくらい汚染されているかを分析しました。
これらのブランドには、Aquafina、Nestle Pure Life、Evian、Dasani、San Pelligerino社などを含みます。平均すると、試験対象ボトル入り水は、1Lあたり325片のマイクロプラスチックを含有しており、発見されたプラスチック粒子のうち10個+は100μmはありましたが、残りはさらに微小なものでした。
ほとんどの断片は、裸眼では見えないほど小さいです。検出には、プラスチックに結合する特殊染料を使用して赤外レーザーと青光を組み合わせて使用しました。オレンジ色グラスを使用して水試料を顕微鏡で見ると粒子が夜空の星のように光って見えます。
全体的には、ペットボトル259本のうち17本のみがマイクロプラスチック粒子が皆無で、プラスチック汚染物質が全く皆無というブランドは一社もありませんでした。
Nestlé Pure Lifeが最悪ブランドで、ほとんどの汚染試料に1リットル当たり10,390個のプラスチック粒子が発見された。一方、最も汚染度の低かったブランドのSan Pellegrinoでさえ1リットルに74個粒子が検出されました。
汚染度の最も酷いブランドおよび最も少ないブランド
最も汚染されていたブランド
Nestlé Pure Life、Bisleri、Gerolsteiner、Aqua、Epura
最も汚染の少なかったブランド
San Pellegrino、Evian、Dasani、Wahaha、Minalba
このように世界の海洋のプラスチック汚染の深刻さが報じられるなかで、我々の食卓でおなじみの「食塩」もプラスチックに汚染されていることがわかりました。
新たな研究結果によると、世界で販売されている食塩の90%以上にプラスチックが含まれており、汚染レベルが最も高いのは海水から作られた海塩だった。しかし、岩塩からもマイクロプラスチックが発見された。
学術ジャーナルの「Environmental Science & Technology」で公開された論文によると、39の食塩のブランドを調査した結果、プラスチックを全く含まないブランドはわずか3つだったという。
問題が深刻なのは、海や湖の水から生成された食塩だけでなく、岩塩からもプラスチックが見つかったことだ。岩塩の一部は、塩分を多く含む湖の水分が蒸発して固まった塩の結晶から精製されている。
論文の執筆者である韓国の仁川大学のKim Seung-Kyu教授は「プラスチックの大量投棄が、人々が食品からマイクロプラスチックを摂取してしまう事態を引き起こしている」と述べた。
「被害を抑えるために、プラスチックごみの処理方法を改める必要がある。最も有効な対策はプラスチックごみの排出量を少なくすることだ」とKim教授は述べた。
前述のように、市販のボトル入りミネラルウォーターのほとんどからもマイクロプラスチックは見つかっている。また、英国のカーディフ大学の研究によると、イギリスのサウスウェールズ地方の川に住む、水生昆虫の約半数の体内からもマイクロプラスチックが発見された。
世界各地で、海からプラスチックを除去する試みが続けられている一方で、生物分解性を持つプラスチックへの期待も高まっている。しかし、既に莫大な量のプラスチックが海や川、そして湖を汚染しているのが現実だ。
マイクロプラスチックには、PCBやダイオキシンなどの発がん性物資を吸着しやすい性質があり、今後はこれらを取り除く新テクノロジーの需要が高まることも考えられる。
それはそれとして、では?いかにすれば?私たちは解決のために貢献できるでしょうか?
端的に言うと、より意識ある消費者になることです。自分の買うものがいかに製造されているか、使用中に自分にいかに影響を及ぼすものなのかとか廃棄した後はどうなるのかといったことをよく考えてください。
現状では廃棄物ゼロのライフスタイル実現は無理ですが、あらゆる形態のプラスチックごみを削減するという目的に向けて小さいながら定まった手順を一人一人が取ることは可能です。
以下に検討することをお勧めする、いくつかの基本的な事柄をまとめましたのでご覧ください。
• ボトル入り水を買わない。その代わり、良質の水ろ過システム=浄水器に投資し、再利用可能なボトルにろ過した水道水を入れてご使用ください。以前の試験ではボトル入りミネラルウォーターは、結局、水道水を追加的にろ過したかしないかの違いがある程度のものでしかないことが判明しています。267種類の毒素が水道水の中にはあるので、高品質なフィルターの浄水器をお金を掛けてでも設置し、どこへ行くにもご自分のろ過した水を持ち運ぶようにしましょう。
• プラスチックのみの製品使用を減らす: プラスチック製でないものやプラスチックに包装されていない製品を買いましょう。ガラス瓶やガラスのジャー、関連品目はほぼ無限にあるので、いくつかを挙げてみます。
◦ 食料品店には再使用できる買い物袋を使う
◦ コーヒードリンクを飲みに行くときは自分のマグカップを持っていき、フタやストローを断る
◦ 食品はプラスチック容器やバッグではなくガラス製容器やメーソンジャーに入れておく
◦ レストランには残り物を入れる容器を自分で用意しておく
◦ ドライクリーニングの際はプラスチックのラップを断る
• マイクロビーズを含むパーソナルケア商品を買わない:マイクロビーズを含む多くの製品はそうラベルに宣伝が表示されていますが、実際には成分表示の方には「ポリエチレン」や「ポリプロピレン」として載っている場合もあります。アメリカとカナダではすでに禁止されているのでマイクロビーズを含む製品には目を光らせよく注意することです。欧州EU圏にお住まいの方は自分でこうした製品を避けてください
• フリースなどのマイクロファイバー衣類を買わず、またあってもできる限り稀にしか洗わないようにしましょう。100%有機の衣類であり天然の無毒色素で染めた製品を求めること
• 自分でできるものはリサイクル: できる限り製品を再利用し別の使い方をするようにし、集めた重量で現金を支払う地元の学校向け「プラスチック回収活動」に参加しましょう。
(元記事リンク)
https://forbesjapan.com/amp/23503
👨🏻🍳マイクロプラスチック汚染を止めようと、先ごろ、スターバックスもマクドナルドも、プラスチックのストローが禁止になりました。
http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1807/10/news119.html
👨🏻🔬じつは、世界中でプラスチックの海洋汚染はすでに大問題になっている。しかし、日本は何もせず様子を見ているようだ。
👴🏻この分野でも日本は遅れた国になっているな。また責任をとろうともしないようだな。
👨🏻🎤日本はかなり出遅れているようですね…。
https://this.kiji.is/426198613359543393/amp
👷🏻あちゃ〜…。
👨🏼日本人では対応できる人がいないんだろう。おそらく。
👵🏻日本はこれじゃ滅亡するわ〜…。
👩🏻🎨福岡の女子駅伝も…どうしてかボロボロだったみたいです…。
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/181022/spo1810220014-n1.html
👨🏻🎓こんな本もあるぐらいですからね…。
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👷🏻マイクロビーズは、ペットボトルと食塩の9割に入っているってさ…。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/241204
👴🏻日本のプラスチック対策は、後処理がよくないようだな。
https://forbesjapan.com/articles/detail/24796