麦は劇的に変化した


麦は西洋で最も普及している穀物です。しかし、現代の人が食べている麦は、先祖が栽培して食べていた麦とは全く異なります。これこそ、セリアック病やグルテン不耐性が1950年代以来、4倍以上増加した原因です。 


麦に含まれるグルテンの比率は、種の交配の結果、膨大に増加しました。19世紀まで、通常は、小麦は他の穀物と混合されてもいました。例えば、豆、ナッツ類がそれです。純然たる小麦粉はこの200年足らずの間に初めて精製小麦粉にまで粉砕されてきました。 


その結果、高グルテンとなり、大半の人が乳児の頃から食べてきた精製穀物は、昔の世代の食習慣には含まれていませんでした。 


アメリカのマサチューセッツ州セリアック病センター所長アレッシオ・ファザーノ医師(Dr. Alessio Fasano)によると、人類はグルテンを食べるようには進化しておらず、従って正常に消化できません。 

人の腸はグルテンを異物として検出するのでこれが免疫反応を起こすことを研究が実証しており、ファザーノ氏はこれは誰にも該当すると考えています。 


除草剤成分グリホサートがセリアック病や免疫反応その他の害悪の原因


マサチューセッツ工科大学(MIT)の上席研究科学者ステファニー・セネフ博士(Stephanie Seneff, Ph.D.)によると、セリアック病の蔓延はグリホサートに関連しています。グリホサートは、モンサント社の除草剤ラウンドアップに含まれる成分で普及しており、他の名前の除草剤にもよく使われています。グリホサートは、腸内細菌叢をひどく損傷し、腸の機能障害により慢性病を引き起こすことがすでに証明されています。


2015年3月、WHO(世界保健機関)の研究機関であるInternational Agency for Research on Cancer (IARC、国際がん研究機関)は、グリホサート が「発癌性の疑いがある物質」(クラス2A)の発ガン性物質でもあると指定しました。


麦に対するグリホサートの使用とセリアック病の増加には相関性があります。


収穫直前にグリホサートを投入した乾燥非有機麦が今から15年ほど前に人気を博したことは一般の人はおそらく知らないでしょう。成熟した麦が有毒化学物質グリホサートに暴露されると、より多くの種を発生します。このため収穫高が若干上がるので、ほとんどの小麦生産農家が行っています。 


しかし、同時にたいていの非有機麦 — 及びそれを含む加工食品はすべて — グリホサートで汚染されています。今やこれがいかにひどい健康への悪影響を持つかは周知となりました。 


グリホサートは、腸内細菌叢に重篤なダメージを与えるだけではなく、麦タンパク質を消化する体の重要な機能を阻害します。


さらにグリホサートは、麦を極めて消化しにくいものに変えてしまい、その結果、免疫反応や腸内毒素症を引き起こします。 


注意すべきグルテンアレルギーの兆候


鼻づまり

くしゃみ

喉の詰まり

喘息

くすぐったさ

かゆみ

舌や喉の腫れ

口内の金属性の味

腹部の痛み

筋肉けいれん

嘔吐

下痢


グルテン感受性の典型的症状には、吐き気、おなかの張りや、ガスの溜まり、脳霧、倦怠、皮膚炎が挙げられます。

しかし、これらの兆候は大きく異なる場合があり、婦人病やラクトース不耐性、過敏性腸症候群にともなっても起きる場合もあります。


よくあるグルテン不耐性の症状にはおなかの張り、腹痛、下痢、倦怠感、全体的に気分の良くない感覚が挙げられます。


解決するには

セリアック病とグルテン不耐性を解決する方法はグルテンフリーの食事です。即ちグルテンを含むあらゆる食物を摂らないことです。


例えば、パン一切れでは気分が悪くはならないでしょうが、二切れや、2日連続でパンを食べると気分が悪くなるかもしれません。通常は、グルテンを1〜2週間食べなければじゅうぶんで、かなり回復するはずです。 


私の経験から言うと、さらにグルテン不耐性の有無を問わず、ほぼ誰もが穀物を避けるメリットを受けられと思います。その理由は、穀物には炭水化物が多く、これを減らすと、ミトコンドリア機能を改善するのに役立つからです。 ミトコンドリア機能障害は、肥満や高血圧、2型糖尿病、さらに重篤な心臓病やガン等のインスリン抵抗に関連した健康上の問題を悪化させます。


穀類は炭水化物が多く、食生活から穀類をなくすとミトコンドリア機能をよくするのに役立つでしょう。体重過剰、高血圧、2型糖尿病、心臓病、がん等のインスリン抵抗性に関連する疾患リスクを下げるには、ミトコンドリアの健康に注意することは欠かせません。


グルテンフリーの食生活を始める前に、健康的なバランス食を食べつつ効果的にグルテン含有食品を避ける方法についてアドバイスできる栄養士や健康関連の専門家にご相談ください。


グルテンフリーの食生活がよい


グルテンフリーの食生活はグルテン関連の異常に対する対策のために欠かすことのできない第一歩であり、グルテンフリー食品を選ぶことがこのために最初に行うべきことです。「グルテンフリー」と不正表示されている食品も存在するので、本物のグルテンフリー食品を見つけるのは、はじめはかなり手間がかかるかもしれません。


セリアック病とグルテン不耐性の対策はグルテンフリーの食事です。即ちグルテンを含むあらゆる食物を摂らないことです。2013年8月、米国食糧医薬品局(FDA)はグルテンフリー表示のための規格を制定しました。この規則では、商品に「グルテンフリー」のラベルを添付するには次の条件を満たさなければなりません: 


* 天然のグルテンフリー。天然のグルテンフリーな穀物には、米、トウモロコシ、キニア、ソルガム、亜麻、アマランサスの種を含む。 


* グルテンを含む穀物はグルテンを除去する方法で精製しなければならない。最終製品はグルテンを20ppm以上含んではならない。 


グルテンフリーの食生活をするための追加的注意


「Gluten Free & More」誌は、グルテンフリーの食生活をするために大切な注意点を特記しています。


* 成分表示を綿密に確認する:グルテンフリーの食生活のためにはラベルを正しく読み取ることで容易になります。「グルテン」という用語が記載されていないからといってグルテンフリーだと思い違いしないこと。前半でご説明した通り、製品のグルテン含有を誤魔化すためメーカーは意図的に別の名称を使用します。


* よくわからない場合は製品を買わない:穀物フリーであるかがはっきりしないものは買わないか決して食べないこと。製品に成分表示がないものを買わない。


* 麦無しはグルテンフリーと自ずと同義ではない:グルテンを自然に含むスペルト、ライムギ、大麦系成分は麦無しラベルのある製品に使用されている可能性が高いからです。


* 新しい食習慣は段階的に始める:一回に食べる新しい食品は一品に限り、別の品目を加える前に症状に注意してください。


* 「食品探偵」になる:製品の成分を確認するため食品メーカーに電話する、メールや手紙で問い合わせましょう。成分をメモし、手元の製品のロット番号を控える。メーカーの担当者が出たら、懸念を明確に伝え、辛抱強く粘り、礼儀正しく、忍耐強く対処する。


グルテンフリーの食生活に最適な食品


豆類(発芽させたり発酵させ、長期的には健康によくないレクチンを減らすことが前提)


種類(チアシード、かぼちゃ、ヒマワリ)


ナッツ類(ピーカン、マカダミア、クルミ)


有機かつ草を食べさせた鶏の卵


パン粉をまぶして揚げたものやたたき加工して塗り着け処理したものやマリネ処理されていない有機かつ草で育てた肉


パン粉をまぶして揚げたものやたたき加工して塗り着け処理したものやマリネ処理されていない魚(野生捕獲のアラスカサケ、いわし、アンチョビ、ニシン)


有機栽培したGMOフリーの果物・野菜


牧草で育てた牛の生のミルクやヨーグルト


健康的な脂肪の摂取源(牧草で育てた牛の生のバター、ココナッツ、ココナッツオイル、オリーブやオリーブ油、アボカド)


「グルテン」という用語は近年はやり言葉のように普及しており、有名人が勧めるグルテンフリーの食生活の人気が急上昇したためだと思われます。グルテンフリーの食生活を検討する前に今回の記事をお読みなり、グルテンとは何か、体や健康への長期的悪影響について考えてください。



(元記事リンク)

https://japanese.mercola.com/sites/articles/archive/2017/12/12/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%B3-%E9%A3%9F%E5%93%81-%E5%8A%A0%E5%B7%A5.aspx


https://japanese.mercola.com/sites/articles/archive/2016/12/01/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%B3-%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E5%88%86%E8%A3%82%E7%97%85.aspx


https://japanese.mercola.com/sites/articles/archive/2018/07/02/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%B3-%E3%81%A8%E3%81%AF-%E4%BD%95.aspx



(画像は投稿された画像)



👩🏻‍🍳その他、食事のコツいろいろあります〜。

👱🏻‍♀️納豆はいいそうですよ。

👨🏻‍🔬ただし、マリンスポーツをやって、クラゲに刺された人は納豆アレルギーになるそうだ。

👱🏼除草剤でガンになったら、訴訟に勝った!

👴🏻日本の裁判所では無理な勝訴だな。こういうのは。

👷🏻それでも、やっぱり企業は嘘をつくな…。

👴🏻日本の裁判所は、こういう企業に弱くて、まるで勝てない。

👱🏻‍♀️モンサント社とバイエル社はこうなっています。

👨🏻‍🔬じつは…グリホサートなどの有機リン系の除草剤や農薬、殺虫剤は、海に流れこんで、海洋生物にも害を及ぼしていることが分かった。

👩🏻‍🎨農薬・除草剤は大問題ですよ。

https://jisin.jp/life/health/1657795/


👴🏻フランスは危ない農薬を全面的に禁止するそうだ。日本はどうなるだろうな。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201809/CK2018090202000128.html


👩🏻‍🍳グルテンフリー食もあります。

https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/10/ok-9.html


👷🏻モンサントはあぶないらしいよ。

http://bunshun.jp/articles/-/9320


🙇🏻‍♀️農薬は発達障害の原因だそうです〜…。

https://www.actbeyondtrust.org/wp-content/uploads/2012/02/Kagaku_201307_Kimura_Kuroda.pdf


👱🏼うどんよりシラタキがいい。

https://japanese.mercola.com/sites/articles/archive/2019/02/25/うとん.aspx


👴🏻こうすれば、グルテン抜きができるようだぞ。

https://cocokara-next.com/fitness/how-to-prevent-leaky-gut-syndrome-1-st/


👨🏻‍🚀国内ではポピュラーなサクラ印のハチミツにも基準値をこえる農薬が入っているそうだ。

https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10061235/