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(日経ビジネスプレス)

(参考)

「2010年度の調査で、乱用に使用される薬物として処方薬が覚醒剤に次ぐ2位となり、処方薬乱用の問題がより鮮明になった」


「処方薬の中でもとくにエチゾラム(抗不安薬デパスなど)は以前から乱用されることが多い薬剤であるということもあり、国がようやく向精神薬指定に動いたのだろう」


「向精神薬の過量摂取による自殺企図で搬送される患者の数が増加しており、こうした患者の8割近くがベンゾジアゼピン系の睡眠薬、抗不安薬を過量摂取していたという。これらのベンゾジアゼピン系薬は、過量摂取による致死性が低い一方で、衝動的な患者の場合には、ベンゾジアゼピン系薬の脱抑制作用により、自傷行為が誘発したり、自殺念慮の行動化を促進したりする」


「これを機に、エチゾラムなどの安易な処方はやめるべきだ」


「問題がない人はいますぐ中止しなくてもいいが、非薬物治療も組み合わせていくべき」


「とくに、エチゾラム(抗不安薬デパスなど)については、認知機能の低下、転倒・骨折といった副作用、乱用などを以前から問題視しており、(いままでは「向精神薬ではない」とされていたが)向精神薬に指定する必要性を国に訴えてきた」

「今回の向精神薬指定は、乱用防止だけでなく、漫然とした薬の処方が行われている日本の現状に改めて警鐘を鳴らす目的があるのではないか」


国立精神・神経医療研究センター 松本俊彦氏