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築地市場から豊洲新市場への移転問題で、東京都は12月18日、都と業界団体で構成する「新市場建設協議会」を12月20日に開くことを明らかにした。協議会では、いままで来年2018年10月中旬としてきた豊洲新市場への移転日が、来年2018年10月11日と正式決定する見通し。


豊洲新市場に移転したあとの築地市場の跡地には、2020年の東京五輪とパラリンピックの選手村と都心を結ぶ、新しい環状2号線の一部や輸送拠点を整備する。このため都は、遅くとも計9件の豊洲新市場の追加土壌汚染対策工事を、来年2018年7月までには終え、豊洲新市場への移転の準備を強引に整えるとしており、未落札の1件も、随意契約に切り替えて、なんとしても本年内の契約を目指す。


一方、地元の江東区は、豊洲新市場内に予定されている国際的観光拠点「千客万来施設」の整備が不透明になっていることに懸念を示し、移転日程を巡って「都の決め方は一方的」と批判した。



東京都は12月25日、江東区の豊洲新市場で継続している地下水調査で、環境基準値の最大160倍に当たるベンゼンなどの有害物質を検出したと発表した。モニタリングを開始した2014年11月以降で最も高い数値だ。


ところが、外部の有識者でつくる東京都の専門家会議は「地下水管理システムにより地下水に流れが生じている。汚染状況が大きく変化した傾向は確認できない」と、前回9月の発表時と同じ見解を示したのみだった…。


豊洲新市場の地下水調査は9~11月、これまで環境基準値を超えた地点を中心に46カ所で実施し、うち38カ所で基準値を上回る有害物質を検出した。ベンゼンは24カ所、ヒ素は13カ所、検出されてはならないシアンは22カ所。


しかし、地上の空気から基準値を超える有害物質は検出されず、外部の有識者でつくった専門家会議は「科学的な安全は確保された状態」「移転は続行できる」と評価をしたのみだった…。



(元記事リンク)

https://mainichi.jp/articles/20171219/k00/00m/040/106000c


https://mainichi.jp/articles/20171226/k00/00m/040/135000c