慌てて、各国がガスマスクを作った。
イギリスの初期のガスマスク。
1915年4月22日から、西部戦線のベルギー西部のイーペルでのドイツの初めての毒ガス攻撃で、連合軍に5,000人以上の死者が出た時、運良く助かったイギリスの兵士の中にいた化学者が、それがすぐに塩素ガスであることに気づき、ただちにイギリス本国に報告した。
イギリスは対策を立て、塩素を中和するハイポ(次亜塩素酸)を染み込ませた綿で防毒マスクを作り、前線に配布した。
こんなかんたんなマスクだった。
このガスマスクは250万個も作られた。
その結果、西部戦線ではそれ以上塩素ガスの被害は広がらなくなり、東部戦線でもガスマスクが使用されるようになった。
アイルランドも全員装着。
カナダも全員装着。
毒ガスの検知にはカナリアが使われた。
フランスは、はじめはかんたんなマスクとゴーグルだった。
ゴーグルがあるのは、塩素ガスは目にしみて、粘膜がやられて、見えなくなるからだよ。
そして、こんなガスマスクを作った。
フランスの初期のガスマスク。
全員装着。
迷わず全員装着。
とりあえず、ポーズ。
イエ〜イ!
看護婦も、当然、つけていたよ。
犬にもつけたよ。
意外にアメリカ海兵隊も、はじめのころはフランスのガスマスクを使っていた。
最後に参戦したアメリカは、まだ装備が整っていなかったからだ。
アメリカ海兵隊もつけたよ。
ドイツも、はじめはかんたんなマスクとゴーグルだった。
ロシアもはじめはこんなのだった。マスクとゴーグル。
それからロシアも、初期のガスマスクを作った。
イギリスはこんな、頭からスッポリかぶるガスマスクも作った。
なつかしい防火頭巾みたいだな。
頭がスッポリ隠れるから、ちょうどいいかも。
フランスの砲兵隊も全員装着。
フランスも気に入ったようだな。