伝書鳩だ。他の部隊に連絡する鳩だ。
当時は、まだ無線機が普及していなかった。
当時は、戦車からの連絡も伝書鳩だった。
この頃は、まだ、手旗信号と信号灯と信号弾などと、足の速い伝令兵、伝言を運ぶ伝書鳩、電話線を引いた電話、モールス信号しか送れない初期の無線などで、お互いに連絡をとりあっていたんだよ。
ここが司令部だ。地下にあるよ。
地下壕になっているんだよ。日本も地下によくあった。
ここが司令部だ。 電話があるだろ。
当時は、いくらか無線機はあったが、まだモールス信号しか送れなかったため、塹壕の前線と後方との連絡も、電話線を敷いて、電話でやっていた。
電話線を引っぱっているよ。
最前線まで来ちゃったよ…。
電柱も立てた。
つながった。
まだ電線が有名じゃないからだろ。
当時は衝突事故は多かったようだな。
それか、当時はモールス信号の無線機だった。
ドイツも、電話線は引っぱったよ。
ドイツの電話係。
ドイツも、一生懸命、自転車を漕いで発電機を回して、発電しながら、無線機を研究していた。
しかし、無線機はまだまだ感度が悪かった。よく混信もした。
太平洋の日本の飛行機の無線機もひどかった。無線機は積んでいたが、感度が悪くて混信して、飛行機同士で連絡できなかったシロモノだ。まだまだだったな。
あ、潜望鏡で見張っているよ。
塹壕からヒョッコリ顔を出すと、敵の狙撃手にライフルで撃たれるからだよ。
敵が見えたら、狙撃しようと狙っているんだよ。
このころは、レーダーやセンサーがない時代だから、まだまだ、目視の時代だったんだよ。
兵隊がいっぱいいる。
部隊の本部っぽいね。
訓示を垂れたり、今の戦況を教えたり、作戦を説明したり、戦功を挙げた兵士に勲章を授与したり、連絡する事がいろいろあるからな。
いちばん遠くの人…話が聞こえるのかな?
運動会みたいなマイクやスピーカーがなかったからな。
機関銃を持っているよ。
あ、迫撃砲も隠してある。
ちっちゃい迫撃砲だね。
コッチは砲弾を準備しているよ。
やっぱり司令部のまわりは守りがかたいね。
地下壕にまだまだ元気なのがいるみたいだな。
地下にいっぱいいた。
おおぜい地下にいるみたいだね。
地下の避難壕だ。地上にいると砲弾が落ちてくるからな。
あ、ポストがある。
郵便局かな?
このイギリス人とフランス人の二人もまだ元気みたいだ。
連合軍だな。各国いるな。
(13に続く)