桐野夏生の最新刊「緑の毒」を読みました。いやあ、読みごたえありました。人間の「悪」とか「邪」の部分をきっちり書き切っているのは、流石でした。章ごとに視点人物が変わる書き方は、川辺(どんな人物かは是非読んで確かめて下さい)の内面を掘り下げるのに適した手法か疑問だったのですが、川辺の回りの人物の語りを散りばめる事で、小説に何とも言えない地場が出来、また川辺の邪心が人から人へ飛び移っているようでした。改めて、作者の凄みを感じた次第です。オススメです。未読の方は是非読んでみて下さい。
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桐野夏生のデビュー作「顔にふりかかる雨」を読みました。栴檀は双葉より芳し。既に大家の文章です。 主役のミロは、作家を癒し乍らも苦しめる存在だったようで、ミロシリーズ完結の「ダーク」は、ミロと決別する為に書いたと語っています。
冒頭、部屋に入り込んで来た男逹に怯む事無く対峙するシーンで、一気にミロのファンになりました(笑)
ハードボイルド好きな方は、是非御一読を
そして近日、新作の「緑の毒」が出ます。寝不足の日々が続きそうです(笑)
冒頭、部屋に入り込んで来た男逹に怯む事無く対峙するシーンで、一気にミロのファンになりました(笑)
ハードボイルド好きな方は、是非御一読を

そして近日、新作の「緑の毒」が出ます。寝不足の日々が続きそうです(笑)
新堂冬樹の「悪虐」を読みました。 作家曰く、「新堂小説史上最狂最悪の主人公登場」との事で、5~6年前のブラック小説「溝鼠」が大好きだ ったので、読むのを楽しみにしていました。
で、読みました。印象は人それぞれなのでしょうが、私は、主人公の残忍さも凶悪さも「溝鼠」を越えていない、というより遥かに劣ると思いました。「溝鼠」は掛け値無しの傑作だったのに…。新堂さん執筆に使える時間が無いんじゃないかな~?次作に期待します。
で、読みました。印象は人それぞれなのでしょうが、私は、主人公の残忍さも凶悪さも「溝鼠」を越えていない、というより遥かに劣ると思いました。「溝鼠」は掛け値無しの傑作だったのに…。新堂さん執筆に使える時間が無いんじゃないかな~?次作に期待します。