新茶の香りに包まれています。
皆さん、こころ浮き上がる春、いかがお過ごしでしょうか?
本日より僕がバイトしている伊豆のお茶工場が本格稼動いたしましたので、先日の僕はリラックスしとかんければ、と、自室でスピーカーとアルクホールをセット。ハスキーな声で歌う、あごの細くて色の浅黒そうな女の人の歌を拝聴していたんです。
「 モタ ブリングミ オホウバハハ ・・・」
なんとも煙たいスモーキーソングを歌うカリブの美女の名はなんと申すか。とCDケースに入ったペラペラの一枚の紙には、表にシンボリックなライオンの絵。エジプトの壁画のような二次元スタイルで。そのバックに赤・緑・黄の三本線。歌い手の情報ナシ。
裏には表のデザインが透けて見えるだけで何も印刷されていない。
ならば。とCDケースを裏返してみると、やろ?せやろ。とトラックリストや曲目ごとの収録時間などが記してあるアレがありましたわ。
CDケースとCDウォークマンの液晶パネルを見比べてと。
止まった視線の先に見つけた数字の後に続くアルファベットを目で追っていくと・・
「u・n・k・n・o・w・n」
詠み人知らズとは畏れ入りました。さすがはジャマイカ!!
ん!?
視野を大きくして見てみれば、っこのトラックリストってほぼ半数が詠み人知らズ。
とあるレーベルのオープニングセレモニーを収録したこのCD。ゆるいビートを勢いに乗せたぜ。ノッたぜ。キテるぜ!ってラガな空気感。飛び入り参加で歌いッパのまま次の人につながったって事でスカイ。海。椰子の木。赤い目。ラガラガ。
ラガって書くとラグビーやってますって匂いがするな、レゲエと書こう。レゲエ肌。柔肌。
ウォークマンの中から美女の歌声。コンパイル バイ ジャマイカ。
彼女の声から染み広がるバイブ。
キッチリキチキチなんてショボショボ。パワーはバイブに活かすわよ。CDケース眺めてないで私の歌を感じなさいよ。このトンカチ、このアメリカ人、このイカ、ショボイカ。
必要性を感じない細かい作業って、そもそもジャマくさいよね。この独善役人、このレイシスト、このイカ、ジャマイカ! おっいい感じ!ジャマイカ、イヨオウ、ジャマイカ!
「スモーキー、スモオウキン・・・スモーキーサム」
ちょっと遠いけどいつかジャマイカに行ってみたいなーと、伊豆の山奥でお茶を一服しながら数秒間夢想したりしています。
人 「 夢想?すぐに行かなくていいの?」
僕 「 すぐじゃなくていいよ。」
人 「 なんで?焦んなきゃ、時間はどんどん過ぎてくよ。」
僕 「 焦んなくていいよ。」
人 「 じゃー、ま、いっか。」
僕&人 「 ジャメイカ ! 」
おしまいだよ。
ドコドン。