DJ TAKADETH


イエイ!となってるDJ TAKADETH君


昨日まで僕の頭をチンチンと悩ましていた風邪がやっと治ってきたようだ。

事の起こりは先週の土曜日にさかのぼる。

タイから帰国して間もない僕はせっせと仕事をこなしていた。何もそんなに焦っていたわけではないのだが、数年ぶりに遠い所から帰ってきた友人の為に友人達で小さな身内パーティーを開こうと言うことになっていたので、その時間を作るためにちょっと詰めて仕事をして心おきなく遊ぼうと思っていたのだ。

が、週末の天気予報はあいにくの傘マーク。当初の、外で音楽を鳴らして騒いで遊ぼう。という、いかにもな発散&カタルシス系のパーティーの雲行きがまさに悪くなってきており、「これは和歌山のあいつの家に行って鍋をつつきながらの腹割り&泥酔い&ノスタルジックなホンノリ暖かい方向に向かうな。。」と参加者全員が感じているであろう。と思って矢先、僕の携帯電話からナイスなサウンドが鳴り響いたので「それがええで!」という答えを用意して電話に出ると、なんと今回の主賓じきじきのお電話だったこともさることながら、懐かしいその声が軍隊内かのような断定的な物言いで電話機に向かってこう言い放った。

「これから和歌山に行って鍋してな、明日の朝には大阪城公園に行って音を出すから。」

兵庫県の山奥で電話を受け取った僕は「???」である。(午後7時半現在)

まあ、主賓の意見に物申すわけもないので「ハードな24時間になりそうやな。」と正直な気持ちをいってみると。

「おう、TAKADETHがな、やる気やねん。」

とのこと。どこかに芽生えた熱意を摘み取ることはしない僕たちはハードな道を走り出した。この時点で僕の咳はいがらっぽく、頭は紙くずが詰まったような感覚だったのよね。

手早く荷物をまとめ、CDを選び、頼まれた荷物を担いで電車に乗る僕。暇にまかせて「具合は大丈夫ですか?」と気づかってくれていた近所の子(お店手伝ってもらってます)に事の顛末をメールで送ると「実にドМですね♪」とのコメントをいただき「だよね~。」と待ち合わせの駅へ。

待ち合わせ場所に車で迎えに来てくれたのは、主賓、TAKADETH、ドレッドの西成先輩。

車に乗って早速ぐったりと横になろうとする僕に西成先輩からのテーマ発表が。

「今日は男塾ですから。」

「はい!」笑顔で応える塾生の僕。先輩へのお言葉に逆らえるはずもなく背筋を伸ばして和歌山へゴー!

和歌山の友人宅へ着くと友人夫婦が出迎えてくれ、控えめな音量でのDJ大会&鍋が始まり、夜が更けるのも気付かない「俺」「お前」、「アホ」「ボケ」を言い合うホンワカタイムを堪能し、気がつく午前5時・・・・。YABAI

焦って寝るも寸足らずで、5時就寝、7時起床のハードモーニングとなりました。

そのまま、ふらつきながらも午前10時に大阪城公園に到着。DJブースを設置して持ち寄ったスピーカーを家庭用コンポ二台を駆使したアンプに繋いでみると・・・

「おおお!でかい音が出るじゃないか♪」けして最高とはいえないが、骨に響くデカイ音が飛び出して何ともいいじゃないか。TAKADETHのゴリ押しが華と開いた瞬間でした。

その後は警備のおっちゃんに注意されながらも夜の10時前まで、西成先輩のつくる晩御飯なんかを食べながらの、楽しいDJ大会を楽しんだのでした。

ああ、こんな夜なら何度でも。

「さあ、片付けようか。」そう言い始めた時、パラついていた雨がタイミング良く本降りへとシフトアップ。口では空を口汚く罵ってはいたのですが、なんかすがすがしい。

エネルギー切れの体を引きずって後片付けを終える頃には雨はさらにヒートアップしていったのですが、気持ちはやり遂げた達成感で一杯。実に見事なカタルシスナイトとなったわけです。

「おもろかったな。じゃあな。バイバイ。」

そう言ってずぶ濡れのまま電車に乗り込んだ僕は、明日のジョーの燃え尽きちまったポーズで家のある兵庫の山奥に向かったのでした。

翌日の状態は不吉すぎて書けません。今日やっと復活しましたので良しとします。

しかし、外で遊ぶのが好きな者にとって天気の崩れは気になるところ。

雨の降らない砂漠でいい場所は無いものか?

探してみたら良いところがありました。

こんな場所でこんなパーティー 。いつか参加してみたいなあ。

今後のTAKADETH君に期待してみようと思います。