前記事の続きです。二日目には、横浜人形の家で開催中のイベント『シルバニアファミリー わくわくフェスタ2023』を観てきました。会期は10月15日まで。
エントランス前の巨大ポスターを撮ったものです
こちらは催事場入口に掲示してあった、シルバニアファミリーズの相関図です。こんなに沢山居たのね~
さて私的には、フロッキー加工のアニマルドールであるシルバニア[自体]にはさほどの興味は無く、むしろ好みの範疇外のドールでありました……ごめんねぇ
しかし以前、バスルームのドールハウス製作の為に什器・小物類を探していた際にシルバニア家具類に行き当たり、そのサイズ感と出来の良さに唸ったものでした。その後はよく行くリサイクルショップにシルバニア物が充実しているのを幸い「これは」と思う家具類を見つけたら躊躇せずゲットするようになりました。自作したい1/6スケールミニチュアの、360度立体サンプル取りの為にです。
私の手持ちのシルバニア家具たち
キッチンストーブのオーブン蓋、洗面台下の扉、チェストの抽斗、パンケースの蓋‥‥どれも開閉出来るのよ~
「シルバニアと私」はこういう関わりですので、イベントでもいきおい「ドールハウス展示」の方に興味が傾きます
では、どんどん紹介していきましょう
公式アンバサダー2023作品紹介
上記に選ばれた皆さんがそれぞれシルバニアファミリーのイメージを表現されました、という趣旨の作品展示です。割と似たり寄ったりなので、ここでは私が「いいな」と思ったアイテムだけ……作品にタイトルは付いておらず、アンバサダー名のみの展示でした。敬称略です。
【コリス】
【kaori3desuyo】
これ群を抜いて素晴らしかったこの、物語性の強い雰囲気ドールハウスの形状といいマテリアル感といい家具什器類の配置といい、めっちゃ好みですシマリス夫婦親子がなんとも甲斐甲斐しく尊い
シルバニアでこんな表現出来るんですねぇ……いや感服です現金ですが、初めてシルバニアドールを「いいじゃん」と思いました
ここは作家の皆さん力が入っていて、なかなかに圧巻でした。先ずは歳時記的な。各々タイトル付きで、最後に記載したのが作家名(敬称略)です。
【1・2月『森のメガネ屋さん』 nico*miniature】
【3・4月『春色パーティ』 Salon de Belle Rose】
【5・6月『お花の季節』 ドールハウス スタジオ ブルース】
【7・8月『ひみつのどうくつ』 Pieni(みにあーき)】
【9・10月『きのこの森』 CUT and STick】
【11・12月『クリスマスパーティ準備中!』 D*taste*】
そして、大型作品でシルバニアンの動員数も多いドールハウスが、こちら
『虹のふもとは 今日もにぎやか』 高橋起弥
『坂の上のレストラン』 あいさわかずこ[作]、平田由香[衣装]、竹中久栄[料理]
『シルバニア パン屋さん』 みつもとみちこ[作]、ribbon[衣装]
『お誕生日のパーティーが始まるよ!』 服部香[作]、安達美代子[衣装]
『ノスタルジック メモリーズ』 日本ドールハウス協会・所属作家皆さんの共作。横浜・山下公園の一角を可愛らしく表現するドールハウスです。ふふふ‥‥ここ明らかにニューグランドホテルですね
夏休みを挟む開催につき「カピバラサイズのシルバニアファミリーと一緒に撮影出来るフォトスポット」が常設されており、また限定日程ですが「シルバニア人形やハウスや家具などで思い切り遊べるプレイコーナー」「着ぐるみファミリーが遊びに来ます!一緒に記念写真を撮りましょう」イベントなどなど、シルバニア好きなお子さんが目いっぱい楽しめる盛りだくさんの企画になっています
既に大人な私としてはそちらは当然「パスどうぞどうぞ」なのですが、手持ちドールを入れて楽しめるジオラマがある、という事でしたので、いっちょドールを連れて行くかと思い付きました。
実はリサイクル物の「お父さんウサギ」を一体ゲットしてあるのですとはいえリメイク目的のパーツ取りの為でしたので、既にヘッド外し済み、アウトフィットもセリアドール用に取ってしまっているし、そもそも中古のシルバニアをここに入れた処で埋没するだけですから、面白くありません。
ついては、手持ちの中で唯一スケールの合うエドモン・ダンテス氏を連れて行って、ジオラマに入れてみました
わははははひとりだけ大悪人みたいですね激しく浮いているような、それでいて懐深いシルバニアンズにそれなりに受け入れられ、本人も予想以上に楽しんでいるような‥‥摩訶不思議な写真が撮れました
背景は上画像と同じなんですよ
ダンテス氏入れると一気に雰囲気変わりますけどね~
さて『シルバニアファミリー わくわくフェスタ2023』は十分楽しみました
他の、心に残った展示も紹介したいと思います
常設展示のドールが、清水真理さんから恋月姫さんに変わっていました
なんと美しい
三体展示されていたのですが、ガラスにスマホ構える自分が反映してしまい、どう修正しても変だったので、一体は没
子供くらいのサイズで、どえらい迫力ですこの指先の造形足の指まで素敵
しかしこんな綺麗なお方が自宅に居られる‥‥なんていう状況は、恐れ多くて想像も出来ません私にはやはり、扱いやすくてお着替えも手軽に楽しめる、1/6ドールが向いています
とっても小規模な展示でしたのでなかなか気付くことが出来ず、捜し回りました
ちょっと韓国ドールのククークララみたいな雰囲気もありますね
(画像はお借りしました)
私は全然知らなかったのですが、この作家さんはこのドールでコマ撮りアニメ製作されている方で、NHKで放映されていたそうです。これは会場で流れていたそのビデオ画像を撮ったもの
きわめてスチームパンクな風景の中、ちょこまか動き回るカラフルでほんわかなドールの映像が、可愛らしくて素敵でした
そして9月から展示予定の『ヒロタサトミ 記録と記憶』の巨大ポスターです。エントランス前に掲示してありました。
ヒロタサトミさんは、外見や雰囲気はアンティークビスク・素材は現代材質という『イヴォンヌちゃん』ドールを継続的に発表・発売されている作家さんです
このポスターより、基本はビスクドールの方なのだな‥‥と思っていたらやはり、四谷シモン先生の門下生でした
こちらが『イヴォンヌちゃん』美しいですね~
(画像はお借りしました)
これは観に行かねばまた横浜を訪ねる楽しみが増えました