横浜みなとみらいの最も海側に建ち、威容を誇るグランドインターコンチネンタルホテル
極めて特徴的なその形容は、海をゆく船の帆を象っているそうです。
このホテルはみなとみらいの中でも草分け的な時期に建設された建物群の中にあり、横浜育ちの私にとっても、それなりに馴染んだ場所でもあります。
「それなりに」というのはみなとみらい地区の最もどんづまりに位置しているので、訪問する機会が意外と少なかったね、っていう……
会社員現役時代、友人とランチビュッフェを摂りに
レディースプランを使って、妹とホテルステイ
ダンナ氏と別行動の横浜遊びの際、待ち時間を潰す為にティールームを利用
記憶を辿ってみれば、この３回のみなんですよ
偶々なのですが、楽天トラベルでこのホテルのリーズナブルな宿泊プランを見つけたので、ダンナ氏と「じゃあ、行ってみようか」ということになりました
車で到着し、駐車場から館内に上ってきた時に見えた風景……おーーーー
これは私の大好きなコンチネンタル系のホテルではありませんか
しかもデカい
香港やらタイやら、海外ではこのタイプのホテルによく滞在したものです。造作と言い規模といい、国内での利用はホントひさびさ
気分がアガります
あらステキなディスプレイ
思わずパチリしました
フロントは二階になります。エスカレーターを上りながら撮った眺め
吹き抜けで広々しています
二階に到着しました。チェックインを済ませて、フロントの反対側にある居心地のよさそうなロビーもパチリ
エレベーター横のラウンジバー『マリンブルー』利用はしなかったのですが……
流木やら珊瑚やらをあしらった、海的なインテリアがとっても素敵
我が家にも取り入れたくなります
こちらは帆船模型古びた洋書との組み合わせがお洒落ですね
目にうるさい日本語は「ご案内」に留め、あくまでゲストが寛ぐインテリアに設えようという、一流ホテルのさりげない気遣いを感じます。
お部屋は1508号室でした
寝心地のよさそうなツインベッド。
予約したプランは『海側の部屋確約』というものです。シングルソファセットの据えられた窓からはこの通り、眼前に遮るものなくどーーーんと広がる海の眺め
向かって左から右まで……
ぐるーっと眺め回すと、こんな景色いや見事でした
真下には桟橋とクルーズ船
デスクコーナーとテレビコーナーです。テレビ台の下は変則的な抽斗箪笥になっていました深くて使いやすく、そしてお洒落です
そういえば前の宿泊時にはどんな部屋に泊まったのか、全然覚えていません……リノベしたのかもしれないし
ともかく私的には大満足なお部屋でした
お天気が良いので、17時出航の『イブニングクルーズ』を予約しました。ホテル所有の船で横浜港を周るアクティビティで、宿泊客は料金割引となります
16時30分に、客室窓から見えた『ぷかり桟橋』に降りて行きました。その名称の通り海上に浮かべられた桟橋で、ここから出航するのです。
こちらがホテルの持ち船『ル・グラン・ブルー』30人乗りの小型船です。この日の乗客は５組・10名でした。スタッフに迎えられて乗船します
出航商業施設ハンマーヘッド脇埠頭に係留されたドイツ帆船の横を『ル・グラン・ブルー』は快走します。
船が巡航速度になり揺れが落ち着けば、立ち上がってバックデッキで航海を楽しむことも可能になります。スタッフから「もうデッキに出られて大丈夫ですよ」と言われたので早速デッキから撮った、背後に遠ざかるみなとみらいの日没風景。
ちょうど17時だった『飛鳥Ⅱ』の出港時間と被ったので、滅多に見られない大型客船の出港シーンに立ち会うことが出来ました
『飛鳥Ⅱ』の船尾近く寄り添う小さな船はLNG船。沖に出た段階で燃料補給するんですね。LNG船はこの後、離れていきました。
『飛鳥Ⅱ』は汽笛を高らかに三度鳴らし……スタッフの説明によれば、大型船出港の際、その起こす波で近辺の船を転覆させたりしないように必ず鳴らさなければならない「近付くなーーー
」の警告汽笛なんだそうですが……
ゆっくりとそして粛々と、横浜港の出入り口であるベイブリッジの方向に航行していきましたさよなら『飛鳥』。伴走出来て嬉しかったよ
ホテルの公式HPに記載のある『ル・グラン・ブルー』のクルージング航路です。所要時間30分。この日の航路は薄いブルーの方でした。
いずれの航路を辿っても、みなとみらいに幾つか掛けられた運河橋の、下を潜ることになります。普段何気なく渡っている橋の下を船で通るのは、なかなか興味深いものがありました。
みなとみらいの代表的な建物を眺めながらのクルージングは進みます。観覧車コスモクロック21と、クイーンズスクエア。
ランドマークタワー。ここの上層階の『横浜ロイヤルパークホテル』が大好きで、かつて妹とよくホテルステイしたものです地上50階以上の高さに位置する客室と素敵なスイミングプール、そしてスカイラウンジ……高い処好きにはたまりません
ホテルに戻ってきました刻々と表情を変える黄昏どきの初秋のクルージング……いや～素晴らしいものがありました行ってよかったです次（＝最後）の航行は18時出航なのですが、その頃にはかなり周囲が暗くなっていました。
夕食には外に出ることにしました。道すがら、ホテルを振り返ってみます。
この細長い部分はシースルーエレベーター。そしてクルージングガイドの言によれば、一番上の光の中には、海の女神像が飾られているそうです……って、媽祖神さま
う～ん、さすが横浜見た人の願いを叶えてくれる女神様なんだそうです。取り敢えず願い事をしておきました
暮れなずむみなとみらい。18時になると同時に、コスモクロックにぱぁーーーっと光が灯りました
先ずハンマーヘッドに向かいました。好天で暑くも寒くもないから「テラス席で食事するチャンス」とばかり前に利用して気に入った『QUAYS』に予約を入れようとしたのですが、予約枠はもう一杯と
しまったーーー
ホテルチェックインの際に、コンシェルジェに頼むべきでした
「店に出向いた際に空席があれば案内します」という事だったのでとにかく行ってみたのですが、タッチの差で二階席は取れず、代わりにオファーされた席が展望の無い暑苦しい一階席だったので蹴り……
隣の『マリン＆ウォーク』に移って、２階のイタリアン『A16』に入りました。高い評価を受けているアメリカ系イタリアンレストランの日本進出店なんだそうです
店内はこんな雰囲気
何とかテラス席に、腰を据えることが出来ました
どの席も「RESERVED」です。凄いわぁ
この後どんどん混んできて、テラス席はあっという間にいっぱいになりました
『QUAYS』のような広々とした眺望は望めませんが、それでも十分に美しい海風景を眺められますお。歴史的産業機構のハンマーヘッドも、ばっちりライトアップされてるんですね
生ビールと、タコとジャガイモとオリーブのマリネ
海鮮と野菜のフリット コレ美味しかったです
パスタ 鮪と茄子のラグーソース
二人でシェアしていい感じに腹八分になりました。写真は撮らなかったのですが、このあとデザートとして自家製ジェラートの３種盛りもオーダー
満足～～
朝食はホテル一階のメインダイニング『オーシャンテラス』でビュッフェ
コロナ以降、朝食は個別配膳式が普通になってしまっているので、ビュッフェを利用するのは久しぶりワクワクします
サラダアイランド
ここ人気ごった返しています
ドリンクアイランド
エッグステーション
ちょうど空いていたのでサッと入って、オムレツを注文しました。最近サニーサイドアップ派なんだけど、焼き立てならオムレツを食べたいですもん
私達の席からの眺めです。昨日船に乗った『ぷかり桟橋』が見えますね
フロントで案内を受けた時は「えダイニングが一階～
」と思ったんですが、この景色を見て納得そういえば香港の海っぺりにあるインターコンチネンタルホテルでも、ダイニングは一階でした
ビュッフェ一巡目～わわわ、オムレツ食べかけごめんなさい
具は「全部＋チーズ」でオーダーしました
トーストしたライ麦パンと食パン
朝食のパンはデニッシュ系のペストリーより、しっかり固く焼き締めてあるのが好きなのです。その代わりバターとジャムはたっぷり載せていただきます
ビュッフェ二巡目シリアルと果物とヨーグルトとコーヒー
シリアルステーションに一緒に置いてあった、杏といちぢくのシロップ漬けがめっちゃ美味しくて気に入りましたヨーグルトにはブルーベリージャムを混ぜて
お部屋に戻った時に撮った、外風景です。
この日はちょっとどんより
でもまぁ大型台風接近の時期でしたし、前日晴れてくれたんだからヨシとしましょう二日目には楽しみにしていた予定あり11時にチェックアウトしました。予定の場所に向います
詳細は次の記事でアップしますね～～