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こんにちは。
論文作成のときに、「リサーチクエスチョン(research question)」という言葉を初めて聞いたという方は多いかもしれません。
リサーチクエスチョンについては、以前も記事を書きましたが、今回は、リサーチクエスチョンの考え方の手順について書いてみたいと思います。
リサーチクエスチョンという言葉の意味
research questionは、日本語では「研究課題」などと言われています。
「課題」というと考え込んでしまいそうですが、questionの意味どおり「疑問」と考えて頂いて差し支えないです。
つまり、リサーチクエスチョンとは、言ってみれば、その研究の根底に流れる疑問です。
「知りたいこと」を疑問形にしたものとも言えます。
リサーチクエスチョンの考え方
ごく単純な例を挙げてみます。
例えば、「アップル社の成功要因」という研究の場合、リサーチクエスチョンは「なぜアップル社は成功したのか?」ということになります。
このように、「なぜ・・・・・・なのか?」という言い方で、専門に関係あることで、日ごろから疑問に思っているようなことを書き出してみるとよいでしょう。
この時点では、1つに絞る必要はないので、ちょっと変かな?と思っても書き出していきましょう。
・なぜ、〇〇県の平均寿命は高いのか?
・なぜ、〇〇職の離職率は高いのか?
・なぜ、フランスは、少子化対策に成功したのか?
・なぜ、日本の選挙投票率は下落しているのか?
・・・など、漠然としていてもよいです。
よいリサーチクエスチョンにするために
リサーチクエスチョンを考えたら、そのリサーチクエスチョンにしてもよいかを考えます。
良いリサーチクエスチョンかどうかを判断する基準の一つに、FINER(Hulleyら,2004)があります。
FINERは、以下の頭文字をとった名称です。
1.Feasible(実施可能性がある)
2.Interesting(科学的に興味深い)
3.Novel(新規性がある)
4.Ethical(倫理性がある)
5.Relevant(社会的な必要性に迫られている、意味がある)
例えば、適当な対象者を集められなかったり、先行研究がない状態であれば、実施可能性は低くなります。
あるいは、科学的に興味深いリサーチクエスチョンでも、すでに多くの研究が行われていれば、新規性に欠けていると判断されます。
以上、駆け足ですが、リサーチクエスチョンについてお伝えしました。参考になるところがあれば、幸いです。
また、「問題提起」「論点」に関しては、こちらの記事を投稿しています(↓)
基本は以上のとおりですが、先生の方針もありますので、相談しながら進めましょう。
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