論文で「あえて書かない」ことがある、と聞いてあなたはどう思いますか?
その意味を説明する前に、少し野球の話題にお付き合いください。
先日、こんな記事を見つけました。(↓)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160927-00000091-spnannex-base
巨人の菅野選手が、足元に転がってきたピッチャーゴロを見送って、ショートの守備についている坂本選手に託した、という話題です。
捕れる打球ではあったけど、「あえて捕らなかった」そうです。
なぜなら、ピッチャーである菅野選手が捕るより、坂本選手に任せたほうが、ミスのリスクが減り、(相手をアウトにするまでの)時間が短縮できるからです。
「あえて○○しない」というのは、かなり上級者な感じがしますよね。
論文でも、そうですが、「あえて書かない」という姿勢が求められることがあります。
文章を書いていると、知っていることや調べあてたことは、なんでも書きたくなるものですね。
でも、ちょっと待ってください!
あれもこれも、と書いてしまうと、「結局、何が言いたいの?」という文章が出来上がってしまうことがあります。
私は、これを「So what 文章」と呼んでいます(^^;;
菅野選手が、「捕れる」ボールを見送って「あえて捕らなかった」のは、最終的にそのほうが良い結果になると考えたからです。
論文も同じで、「書ける」内容を厳選し、内容によっては「あえて書かない」ことが、良い論文につながる第一歩なのです。
・・・。
ただし、個人的には、ソフトバンクホークスファンです(^^) すみません。。
がんばれ~ソフトバンク~!
では、また~!