千里鶯啼いて 緑紅に映ず

水村山郭 酒旗の風

南朝 四百八十寺

多少の楼台 煙雨の中


(↓読み方)
せんりうぐいすないて みどりくれないにえいず

すいそんさんかく しゅきのかぜ

なんちょう しひゃくはっしんじ

たしょうのろうだい えんうのうち











この文章を知っていますか?



杜牧の「江南の春」です。
高校1年くらいで習う漢詩です。
うちの子供は3歳ですが暗記しています。



伝えたい事は2つです。




地球学校でこれを勉強する理由地球

「江南の春」、何年前に書かれたか知っていますか?



1200年前です。

1200年。様々な文化が発展し人々の思考や信仰が変化していく中で、1200年もの間、文学者や識者たちに淘汰されてずっと残った"言葉"です。



自分が作った"言葉"が1000年先の未来に残って、他国の学校で教材として使われていたら?  





そんな言葉を勉強したくないですか? 
1000年以上生き残った"言葉"です。



中学生や高校生の子供がいたら、伝えて下さい。学校では教えてくれません。だから勉強する意味が分からず、漢文や国語は敬遠されがちです。






地球3歳で暗記する意味地球

3歳の子供が漢詩を暗記するのって意味があるのでしょうか?
もちろん3歳の子にその内容は理解できません。




3歳の子供が暗記する意味。


それは暗記力、記憶力を鍛えるためです。
子供たちに言葉という情報を入力して、アウトプットさせる。幼児期の子供は驚くような記憶力を見せてくれます。その記憶の回路を鍛えることが大事です。








その大切な時に覚える"言葉"。



何も考えられてない適当な言葉を入力するか、

1000年以上も残されてきた言葉を入力するか。