小学三年生のとき、
図工の時間に作ったお面。
紙粘土と新聞紙でてきと ーに作ったお面。
全面青色にボタン四つだけつけたお面。
先生、「図工の時間に作ったお面は授業参観のときに廊下に飾るので、名札と題名をつけてください。」
ロン、「題名ないです。」
先生、「何でもいいからつけてね。お母さん見てくれるよ。」
ロン、「じゃ、先生つけていいよ。」
先生、「自分で考えたのならなんでもいいから、はい、考えて。」
ロン、「・・・。じゃ、“くそじじ”。」
先生、「・・・。」
教室の廊下のど真ん中。
ひょっとこやら、ねこやら、かわいいお面を差し置いて、
どれよりも目立つ青い“くそじじ”