こんにちは
話して安心・治療して安心・これからも安心
沖縄県八重瀬町にあるあなたのお悩み徹底改善治療院
名嘉眞です。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今年のゆうゆう通信は身近に潜む病気や症状について詳しく視ていこうと思います。
血圧を紐解く
治療中にお話しする際に「高血圧は体に良くない！」事は皆さんご存知ですが血圧が上がる仕組みを知っている人は意外と少ないです。
なぜ血圧は上がるのでしょうか？
みなさんが血圧計で測っている血圧は細動脈といって体の中にある血管の中でも６番目に太い血管で計測しています。細動脈は別名抵抗血管とも呼ばれ、細い血管ですが、太い血管の流れを検知して血管を開いたり閉じたりする働きがあります。
この細動脈の圧力が高くなる事から心臓や脳に関連する、細動脈よりも太い血管の血流を逆算することができます。
そのため、血圧が高くてもはっきりと脳の血流が悪い事や心臓の血管の状態が解るわけではなく、MRIやCTで細かい検査が必要になります。
細かい検査をする前に重要な判断基準が症状の有無です。例えば、「突然の激しい頭痛、嘔吐、吐き気、心臓の痛み」などが現れた場合、血圧の数値は重要な項目になります。
そのため、あくまで血圧というのは間接的な目安ですので先ほどのお話ししたように激しい症状が現れた際は「普段から 高くないから大丈夫」という訳でもなく、反対に「血圧が高いけど何も症状がないから安心」という訳でもありません。
もちろん血圧が高い人ほどリスクは高くなります。
血圧が高くなるメカニズム
では、なぜ血圧は高くなるのでしょうか？
血圧が高くなってしまう大きな理由は
① 粘り
② ストレス（緊張型）
この２つが最大の理由です。
① 粘り
「粘り」とは血液中の粘度の事を指します。
イメージしやすいように例を 出すと、管に水を流し込んだ際に、何も入っていない水よりも色々な物が入ってドロドロになった水の方が流れにくくなるのが解ると思います。
体の中でも同じように血液がドロドロになればなるほど血管を狭めて血流を促そうとします。血管が狭まれば狭まるほど血圧が高くなるという仕組みです。
血液をドロドロにするのが食事です。糖分や脂質、タンパク質も体内に量が過剰に入れば入るほどドロドロになっていきます（鍋の中にご飯やうどん、脂肪いっぱいの豚バラ肉をいっぱいに煮込めばドロドロになっていきますよね）
塩の是非
高血圧の最大の原因のように取り扱われているのが塩分ですが、実際はどうなのでしょうか？
確かに塩を取りすぎると同じように血液はドロドロになっていきますが、塩分を摂取した時に血圧が上がる人の事を「食塩感受性高血圧」と言います。
食塩感受性高血圧の人の割合は、血圧が正常な人は２割、高血圧の人は３〜５割という研究報告があります。
そのため、高血圧の原因として塩分の摂取が理由になる人もいますが、糖質や脂肪の摂取も控えなければ血圧は下がっていきません。
明らかに食事量が多い人の場合は塩分よりも食事量を控えた方が血圧が下がるケースがあります。
②ストレス
ストレスが身体の負担になると血液の状態（サラサラ、ドロドロ）とは関係なく血管は閉じてしまいます。ストレスとは仕事や家事などの環境、タバコも身体にとってはストレスの１つとなります。
このように強いストレス環境や、ストレスを感じやすい人は普段血圧を測っても高くありませんが、病院に行くと血圧が上がる白衣高血圧（仮面高血圧）になることが多いです。
運動の重要性
血液中がドロドロで血圧が高い人も、ストレス（緊張型）で血圧が上がってしまう人もお勧めは運動です。運動することでドロドロ血の人は排尿、発汗を促して血圧を下げ、ストレス（緊張型）の人は血管を過剰に収縮しないように働きかけることができます。年始からしっかり身体を動かしていきましょう！
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