こんにちは
話して安心・治療して安心・これからも安心
沖縄県八重瀬町にあるあなたのお悩み徹底改善治療院
名嘉眞です。
殺人的な暑さが続いています。
イギリスでは7月に観測史上最高気温を記録し、アメリカのテキサスでは27日間にわたって最高気温が37度を超え、世界各地で異常な暑さが観測されています。
専門家は、この異常気象の背景に「大気中の温室効果ガスの増加を止めない限り、極端な現象は増え続けるだろう」という見解を示しています。
今後も増え続けると予想される異常気象に負けない身体を作っていきたいですね。
暦の上では8月8日に立秋(りっしゅう:秋の気配が少しずつ感じられる頃)を迎え、23日に処暑(しょしょ:夏の暑さが和らぐ頃)を迎えます。
「脾」が働く季節
東洋医学には春夏秋冬に合わせて特に働く臓腑が存在します。春には肝が関連し、夏には心が関連して働くというお話をさせて頂きました。
夏から秋の季節の変わり目の時期を長夏(土用)と言い、特に、臓腑の中で「脾」が関連します。
栄養素を運ぶ「脾」
東洋医学の「脾」の働きの1つに、胃腸で吸収された栄養素を血管を介して全身に運ぶ働きがあります。この働きを運化作用と言います。
血の流れは、食事を摂ると内臓に血の巡りを優先して、四肢末梢に送る血流を減らします。
反対に運動や仕事をしている時は四肢末梢の方に血の巡りを優先します。
このように、交互に働くことで血の巡りを調整しています。
しかし、運化作用が低下すると、血が巡らなくなってしまい血流障害が起こります。
今と昔の生活の違い
昔の人たちは今と比べ、食べる量が少なく、運動量が多かったために、栄養の不足から体調を崩していました。
そのため、食事で内臓に血流を集めて調整していました。
しかし、今は食事量が増えて運動量が減っているため、内臓に血が集まりやすい状態です。
そのため、食事量を減らしたり、運動量を増やす事で内臓に集まった血流を四肢末梢に送って調節しないといけません。
「夏バテ」と「体重節痛」
この時期、「脾」の働きが低下すると「体重節痛」と言って、「だるさや関節の節々が痛む」症状が現れます。
なぜ「脾」の働きが低下する理由は、夏の暑さや冷房環境などの気温の変化に対応するために食欲が上がって食べる人、食欲が下がって食べられなくなる人の2つに分かれます。
食べられなくなった人は、体内でエネルギー不足が生じ、「脾」の働きが低下します。
その結果、末梢に血が巡らず「体重節痛」が現れます。また食欲が下がる人の多くが・・・
・貧血
・低体温
・低血圧
に該当する人達です。
食欲が下がって、症状を感じる人の場合は甘味や鹹味(かんみ)の食材(例:お米、蕎麦、人参、じゃがいも、鮭、味噌など)を摂取すると症状が緩和していきます。
食欲低下とは反対に、食べ過ぎて症状が現れる場合は、「脾」が過剰に働いた結果、四肢末梢に血が巡らないために現れます。
この場合は糖質が過剰になっているケースが多いので炭水化物(例:お米、パン、パスタなど)を減らすと、症状は緩和していきます。
この様に、食べなさ過ぎても、食べ過ぎても「脾」の同じよにに「体重節痛」が働きが低下して「体重節痛」が現れます。
冷飲過多に注意
もう1つ、この時期に症状が現れやすい習慣が、冷たい飲み物の飲み過ぎです。
冷たい物を飲むと、20〜30分は内臓の働きが低下する事が報告されています。
その結果、内臓に血流が滞ってしまい、四肢末梢で血流障害が起こって「体重節痛」の症状が現れます。
症状が現れた場合は冷たい飲み物をできるだけ控えて、暖かい味噌汁や白湯を飲むなどして内臓を冷やさない様に心がけると症状が緩和していきます。
その他にも気温差で「脾」の機能低下が起こると「めまい、お腹の張り」などの症状が現れる場合があります。
食事の見直しや、運動が症状改善の第一歩となります。
この暑さを乗り越えて、これから迎える秋を快適に過ごせると良いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
お気軽にラインからご相談ください👇
あなたのお悩み徹底改善 悠々治療院
こちらをタッチ→https://www.yuyu-chiryoin.net/
インスタグラムはこちら.
https://www.instagram.com/yuyu.acupuncture.clinic/