映画「浮雲」感想 | リタイアライフのつぶやき

リタイアライフのつぶやき

65才でサラリーマン生活からリタイア。さて、これから何をしていこうか。ブログでつぶやきながら日常生活を報告。参考になれば幸いです。

9月19日、NHKBSプレミアムシネマで映画「浮雲」が放送されてました。興味があったので早速みました。

原作 林芙美子 脚本 水木洋子

監督 成瀬巳喜男

俳優 高峰秀子 森雅之

1955年 東宝映画 124分

内容(WIkipediaより抜粋)

「戦時中の1943年、農林省のタイピストとして仏印(ベトナム)へ渡ったゆき子は、同地で農林省技師の富岡に会う。当初は富岡に否定的な感情を抱いていたゆき子だが、やがて富岡に妻が居ることを知りつつ2人は関係を結ぶ。終戦を迎え、妻・邦子との離婚を宣言して富岡は先に帰国する。

後を追って東京の富岡の家を訪れるゆき子だが、富岡は妻とは別れていなかった。失意のゆき子は富岡と別れ、米兵の情婦になる。そんなゆき子と再会した富岡はゆき子を詰り、ゆき子も富岡を責めるが結局2人はよりを戻す。

終戦後の混乱した経済状況で富岡は仕事が上手くいかず、米兵と別れたゆき子を連れて伊香保温泉へ旅行に行く。当地の「ボルネオ」という飲み屋の主人、清吉と富岡は意気投合し、2人は店に泊めてもらう。清吉には年下の女房おせいがおり、彼女に魅せられた富岡はおせいとも関係を結ぶ。ゆき子はその関係に気づき、2人は伊香保を去る。

妊娠が判明したゆき子は再び富岡を訪ねるが、彼はおせいと同棲していた。ゆき子はかつて貞操を犯された義兄の伊庭杉夫に借金をして中絶する。術後の入院中、ゆき子は新聞報道で清吉がおせいを絞殺した事件を知る。

ゆき子は新興宗教の教祖になって金回りが良くなった伊庭を訪れ、養われることになる。そんなゆき子の元へ落魄の富岡が現れ、邦子が病死したことを告げる。

富岡は新任地の屋久島へ行くことになり、身体の不調を感じていたゆき子も同行する。船内で医者からは屋久島行きを止められるが、ゆき子は無理強いをする。しかしゆき子の病状は急激に悪化し、現地へ着いた頃には身動きもままならない事態に陥った。ある豪雨の日、勤務中の富岡に急変の知らせが届くが、駆けつけた時には既にゆき子は事切れていた。

他人を退け、富岡は泣きながらゆき子に死化粧を施した。」以上が概略です。

主人公の女性は、妻子あると知りつつ不倫の関係を続けます。特に強く別れてくれともいわず、次に、米国兵相手のパンパンになる。妻子ある相手の男・富岡は、女好きですぐ関係をもつ。

二人の関係は、ラブラブでもないがなぜか必要としている。

ゆき子と富岡は何度も衝突しそのたびによりを戻すのです。

なぜ、この映画が評価が高いかよくわからないが言えることは、高峰秀子 森雅之の演技が自然でウマいということだと思いました。

原作者の林芙美子の放浪記は、昔、読んだ記憶があります。戦後の困難な時代を背景に、一人の若い女性が飢えと貧困にあえぎ、職を転々としながらも、強く生きる姿を描くています。この映画の最後に、「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」とテロップがながれて終わります。戦後は、戦前の価値観が喪失して、また生きるのも大変な時代に、ゆき子のように、精一杯生きた女性もいたということでしょうか。良くわからなかったです。

最後までご覧になりありがとうございます。

 

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