おはようございます![]()
2日で終わると思っていましたが
ちょっと長くなりそうなお話です。
書いていたら次から次と色んなことを
思い出してきました。
もう少しお付き合いください。
そんなN君に対して会社は
誰も葬儀に出席してはならないという
考えられない通達を出しました。
私とダンナはお葬式の翌日
N君の実家に片道3時間かけていきました。
実家には行ったことがないので
とにかく実家の住所を頼りに
県北の山道をひたすら車で走りました。
山の中、工事中の片側通行の赤信号で
郵便局の配達の軽自動車と会いました。
そこで、この住所はまだ向こうですか
と
聞いたら、その方が
「もうここにはいらっしゃらないですよ。
引っ越して〇〇のほうにいます」と
教えてくださいました。
今なら個人情報で教えてくれませんよね。
そして教えてもらったところのおうちに行くと
N君そっくりな女性が玄関に現れました。
お母さんでした。
私たちはN君の同僚で友達です…と言うと
家の中に招かれました。
N君は・・・もうお骨になって
元気な頃の笑顔のN君の遺影が
飾ってあり、それを見たダンナは
号泣し、暫く言葉も出ませんでした。
N君のお母さんと話した中で
やはり会社側は誰も
お葬式に現れなかったそうです。
高校から寮生活で、卒業後すぐに会社に入り
ずっと親元を離れていたのでお母さんも
どんな生活をしていたのか知らず
色々と私たちに聞いてきました。
仲良くさせてもらっていたこと
うちでよくご飯を一緒に食べて
肉じゃがが好きだったこと
ビールが好きでダンナと朝まで飲んでいたこと
ゴルフも上手で私がプレゼントしたポロシャツで
ゴルフするとスコアが良いと言っていたこと。
お母さんは黙って話を聞いてくれました。
続く・・・