ぼく、ロンです。

お空からの更新(交信)です。




写真は2023年5月撮影










風薫る5月となりました。


ママがぼくをお空へお見送りしたのは
昨年の12月のこと

季節が変わり
弟猫である麦君をお迎えし

ママには少しずつ笑顔が戻ってきました。


悲しみを放出するための
「泣く」という行為は

とてもエネルギーを消耗するもののようです。


思い返せばママはよく口にしていました

「パトラッシュ、なんだかとても眠いんだ。」


そう言って寝室に向かうママを見て
次男兄ちゃんが言いました。

「なんだよそれ?」

「えっ?『フランダースの犬』知らないの?」

そう答えつつ
ママは思ったそうです

「でも私もラストシーンしか知らない」



そこで調べてみたところ

『フランダースの犬』(アニメ)

1975年1月5日〜12月28日
「世界名作劇場」の第一作目として
フジテレビ系列で放送


ママはまだ生まれていなかった。

ということで

ママはさっそく『フランダースの犬』を購入し
読んでみました。




左:『フランダースの犬』
著者 ウィーダ
村岡花子 訳
新潮文庫

新潮文庫の訳本が読みづらかったため
図書館で借りてきた

右:『フランダースの犬』
著者 ウィーダ
野坂悦子 訳
岩波少年文庫



 フランダースの犬


1872年、イギリスの作家ウィーダにより発表


ベルギー北部の

フランダース地方アントワープが舞台


15歳の画家を夢みる少年ネロと

老犬パトラッシュが固い絆で結ばれつつ


貧困と差別

失意のうちに命を落とすという物語




 パトラッシュの犬種


フランダースの犬は毛なみは黄色で、頭と手足が大きく、狼のような耳がまっすぐにたっている。何代もつらい労働につちかわれてきた種族なので筋肉が発達し、足は湾曲してふんまえたようなかっこうをしていた。



新潮文庫 P. 12より



原書の挿絵は



wikipediaより



パトラッシュの犬種は


ブーヴィエ・デ・フランドル


と言われているそう。





『みんなの犬図鑑』より


https://www.min-inuzukan.com/bouvier-des-flandres.html


※ベルジアン・シェパードドッグとする説もあり

※いずれにせよアニメで印象の強いセント・バーナードではない




 ​作者ウィーダ


作者はイギリスの女性作家ウィーダ

(本名マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー)


1871年のベルギー短期滞在の旅行が

物語の素材となっているとのこと



当時のベルギーにて

使役動物として荷車を引く犬の写真を


小説の表紙より





『ネロの木靴』

臼田夜半

地湧社


※作品自体はネロの親友アロアの視点で書かれた、まったくのフィクション小説です




※なおベルギーでの牽引犬は1952年に禁止



ウィーダは28歳でフィレンツェへ移住し


動物愛護協会設立に尽力し

晩年は多数の犬と暮らしたとのことです。







『フランダースの犬』の冒頭はこうです。



ネロとパトラシエはこの世に取残されたよるべない身の上だった。


ふたりは兄弟よりもこまやかな友情に結ばれていた。


新潮文庫 P. 9より




ぼくを思い


冒頭から読み進めるのがつらかった

物語だったそうです。