ぼく、ロンです。


兄ちゃんたちの修学旅行のお話

① 今どきの修学旅行

からの続きです。



② とんだ目に遭った修学旅行


中学2年生の兄ちゃんに続き

11月に入り

今度は高校2年生の兄ちゃんが
「北海道」へ修学旅行へ行くという。


すでにスーツケースのからくりを学んだぼくは
心の準備も済ませた。



(写真も遡り、その日のものです)


ママがパパに話したところによると

高校2年生の兄ちゃんの修学旅行は


「植松電機でロケット制作体験、石油備蓄基地訪問、苫小牧フェリーターミナル見学、と何やらよく分からないけれど、男子校らしい行程?」


となっていたらしい。



出発の日
いつもは食べない朝ごはんをのんびり食べ
少し喉が痛いからとママからヴイックスドロップをもらって

元気に「行ってきます」を言って
出かけたぼくの兄ちゃん。



やれやれ。やれやれ。




その日が仕事休みだったママは
ぼくとくつろぐ。


なぜか大きい方の兄ちゃんは
しょちゅうママにめんどうをかけるんだ
今回も、、、


お昼過ぎにママの電話がなった。


兄ちゃんの担任の先生からの電話で

新千歳に到着してから
「恵庭」へバスで移動したところだが

兄ちゃんが発熱していると言う。

タクシーで札幌へ戻り
病院へ向かうと言う。


それからおよそ1時間後

「インフル陽性でした。
お迎えをお願いします。」

とのことだった。




ぼくはその日の朝に不吉な予感がしていたよ。


ちなみに恵庭では「びっくりドンキー」の会社が運営する
エコロジーテーマガーデンにて
煮込みハンバーグを食べる予定だった。

それも食べられず

サッポロビール園のジンギスカンも
札幌ラーメンも食べられなかった。

かわいそうなぼくの兄ちゃん。


ママは今回の修学旅行を兄ちゃんが楽しみにしているのを知っていた。


だからその兄ちゃんの心を思うと
「母」という立場を忘れて
泣き喚きたい気持ちだった

と、後でぼくに話してくれた。



ママとパパはどちらが急遽札幌に向かうかを
電話で話し合う。

すぐに出かけられるのは、ママ。
10月に既にインフルにかかったので感染しにくいのは、パパ。(結果、感染せずでした)

⬇︎

パパが仕事にめどをたててから
直接羽田へ行き、新千歳へ向かうことになった。
(パンツはコンビニで買いなねって、ママはパパに言ってた)





その日の朝、青空を仰ぐパパがガラスに写ってる。
その日の夜は札幌にいるとはつゆ知らず、笑


航空券を探し
宿泊予定の同じホテルに予約を入れ

ママはくつろぐはずの日に
大忙しだった。



夜遅くに宿泊ホテルに着いたパパは

担任の先生と教頭先生と付き添いの看護師さんに連れられてきた兄ちゃんを引き取り

連泊も覚悟だったが

次の日
自宅に帰りたいと言う兄ちゃんを連れて
帰ってきた。





兄ちゃんとパパが帰ってきた日の夜は
安心してぼくも眠った。



修学旅行に同行していた添乗員さんによると
この場合の飛行機の搭乗はOKとのことでしたが

この度は札幌近郊の皆様をはじめ

ご迷惑をおかけしました。



さて

今回のあれこれにかかった費用については
某保険会社より

「このたびのご災難につきましては心よりお見舞い申し上げます。」

との言葉とともに

「学校旅行総合保険(お迎え費用)」にて
支払いの対象となるという書類が送付されてきた。


ママは今
この請求書類と領収書を前に
格闘しているところです。




ちなみに中学2年生の兄ちゃんの方も
往路に沿線火災の影響で
京都到着が遅れたという。

「2時間遅れ」から保障の対象となるという。




「2時間1分遅れ」にて、返金の対象となる。






【ぼくが今回学んだこと】


1  保険はありがたい

2  大事な用事の前にはウロウロしない

3  札幌には「札幌駅」と「さっぽろ駅」がある