ぼく、ロンです。
お花屋さんに矢車菊が入荷していたとのことで、ママが数本購入してきました。
その花姿が「矢車」に似ていることから名づけられたキク科のお花、青紫色が見慣れたお花だけれど、今回はピンク系。
強いお花で生育も良く、野の花のイメージがあるこのお花だけれど、ママがこのお花に注目するには理由があるんだ。
なんとね、このお花の花粉が、イランって国にある「シャニダール洞窟」という遺跡で見つかっているんだって!
このシャニダール洞窟からは、今からおよそ5万年前のネアンデルタール人の遺骨が見つかっていて、
その遺骨の周辺から、矢車菊やノコギリソウの花粉が採取されたんだ。
ぼく、ネアンデルタール人が誰だか分からないけれど、たぶんきっと、すごい人なんだろう。
そして、花好きなママは、
遥か遠い時代から、人が死者に花を手向けていた可能性がある、
という研究結果に感動して、
がぜん矢車菊好きになってしまったというわけ。
お花の写真ばかりで、いやになっちゃうよ。
ぼくロンだよ、呼んだ?
今、毛繕い中なんだ。
洞窟から見つかったお花の花粉はね、実はペルシャスナネズミさんが集めていたものなんだよ。
スナネズミさんは、巣穴に種子や花を保存しておくからね。
ぼくはその説を、推しているんだ!
ロンちゃん、ロマンがないなぁ(by ママ)