ぼく、ロンです。


ぼくは、のんびりお外を眺める時間が

大好き。

ぼくがいた桜の木も、ここから見られる。



   


こんなふうにお外を見ていると

ママさんはこう言う。


「ロンの猫ママや猫パパは元気かなぁ。」


「ぼくは元気です」って、交信して、って。



ぼくの猫ママと猫パパは

ぜったいに良い猫だって

ママさんは言い張る。


だって

ロンがこんなに良い猫なんだからって。


ぼくが生まれてから

この家族と出会うまで、

生きぬいてきた時間。


それは、ぼくだけしか知らない時間。


その時間は、尊いものなんだって。


ママさんは、タイムマシーンがあったら、

織田信長に会いにいくより、

生まれたばかりのロンに会いにいくよ、

って言ってる。


ぼくの猫ママ、猫パパ、

ぼくを生んでくれて、

ありがとう。