ぼく、ロンです。
ぼくには、(人間の)兄ちゃんが、
ふたりいます。


まずは、でっかい兄ちゃん。
この兄ちゃんは、マッサージが上手。
兄ちゃんがかいたあぐらの間に座って、
眉間だの喉元だのなでられた日には、
うっとり、つい長居をしちゃうニャ。


そして、ちっちゃい兄ちゃん。
ちっちゃいといっても、
身長はママさんと同じくらい。
ぼくはこのちっちゃい兄ちゃんが大好き。

ぼくがこのお家に来て、
まだシャーシャーいっていた頃、
「怖いもの、何も持ってない」って、
手のひらを見せてくれたっけ。

ぼくがゲージの中でひとりで寝ていた頃、
寂しくないようにって、
お友達を並べてくれたっけ。




優しい兄ちゃん、
いつもありがとう、ニャ。


ちなみにパパさんは。

ぼくがダンボール箱に入れられて、
この家に連れてこられたあの夜、
何も知らずに仕事から帰宅して、
びっくり。

動物病院では、男の子です、と言われ、
「また、男か、、、」

後日、しみじみと、
「扶養家族が突然増えて、びっくりした」
って、言ったんだって。


(パパさんの膝にのる兄ちゃんの膝にのる、
ぼく)