ぼく、ロンです。
前回のお話の続きです。


脚立に乗って、
降りておいで、の声とともに近づいてきた、
中学校の先生。

びっくりしたぼくは、降りるどころか、
さらに上へと登ってしまった。
がっしりと木の幹をつかんで踏ん張った。





あたりはすっかり暗くなり、
とうとうポリスマンがやって来て、
続いて消防車両もやって来た。
そしてなんと
ぼくは木のてっぺんにまで来てしまった!

桜の木の枝が入り組んでいて、
カゴでこれ以上近づけないからと、
結局ぼくは長い棒でつつかれ、
下に落ちたんだ。


こわかったな。痛かったな。
でもあの日、
ぼくを助けようとしてくれた皆さん、
ありがとうございました。


下に落ちて、動けなくなったぼくを、
ママさんはダンボールにいれて、
家へと連れて帰って来た。
ぼくは大暴れしてやったけれど、
とにかく立ち上がれない。

ママさんは、
動物病院、夜間救急、と検索して
ヒットした病院に電話をし
事情を話した、ところ、、、

診察代に、7万円ほどかかります

な、なな、7万円!
いったん、電話を切りました、ニャ。



(今日のぼくです。
こっそり覗いていたら、見つかりました。)


ぼくが、このお家に来た日のことは、
③にて完結する予定です。