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RON!RON!!RON!!!

フレンチブルドッグRONとの楽しい毎日☆☆

今でも不思議なできごと。

私の出産1週間前から入院して
里帰りしている間だけ
胸水が極端に減ったのです。

それまでは4日程度で1300cc程貯まっていたのに
1週間で250cc前後しか貯まらず
いつもの1/4~1/5の胸水の量でした。
もしかしてRONこのまま治るじゃない!!??
夫婦で期待し喜びました。

でも、私が里帰りから帰ってくる頃
以前の量にもどってしまいました。

きっと

私が安心して出産し
初めての育児をがんばれるよう
RONが私に心配かけないようにしてくれたんかな。

とても甘えん坊で
いつもりょうちゃんと私の間に無理やりにでも
はいってくる子でした。
ふたりの間が大好きな場所でした。

ぬいぐるみを抱っこしているだけでも
「うぅぅ~」とやきもちをやいていました。
「いつか子供ができたらRONはやきもちやいて大変かもね」と笑いながら話していました。

けれど、赤ちゃんにやきもちをやくこともなく
ひっぱられてもにぎられても困った顔をしながら
じっとして、ほんとはRONが居たかったその場を
弟にゆずり、RONがその場から離れていったり

RONは弟思いの
とてもやさしいおにいちゃんでした。

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胸腔ポートは順調に機能し
3日~4日おきに自宅で胸水抜去しながらの生活
毎回1時間程かかるため
時間的に大変なこともありましたが
それでもRONがしんどくなる前に
自宅で胸水を抜いてやれる安心感がありました。

一時期にくらべると
とても穏やかな日々でした。

お散歩したり一緒に車でお出かけしたり
できるようになりました。

息子とRONのいる生活。
ふたりが私たちを癒してくれました。
その日々は忙しくも本当に幸せな日々でした。

春になりRONは急激に痩せていきました。
背骨が浮き出してお尻も
小さく小さくなりました。
低脂肪食のうえに
胸水に栄養が出てしまうとのこと。
病気に配慮しながらも
おいしく食べられるものを先生に相談しながら
ささみや豆腐をあげると
おいしそうに食べていました。

5月になり下痢になりました。
カリカリフードも残すようになっていたので
ふやかして、ささみを細かくしたものや豆腐を混ぜて少しづつ食べさせるようにしました。

6月になり極端に食欲がおち
亡くなる数日前から、食べたものはすべて嘔吐し
もうわずかにしか食べなくなり
足がフラフラしすぐ転ぶようになりました。

喉は乾いているので水を欲しがるのですが
たくさん飲むとすぐに吐いてしまいます。
病院で診てもらうと
経過観察だった嚢胞が巨大化したり
無数に増えていました。
しかしそれが原因かも不明で血液検査からは
肝臓と腎臓と貧血の数値がとんでもない異常値になっていました。
「アジソン病」もしくは「尿毒症」
「レッドスペアに感染し腎不全」などの疑いで
早期に原因追究し治療の開始が必要とのことでした。

また新たな病気。
かわいいかわいい我が子を苦しめる病がにくい。
どうしてRONがまた。。。
悔しくつらい現実でした。

一番疑わしいアジソン病であれば
検査結果が出る数日後を待たずして
早急に入院し治療が必要だと言われました。
だけどこんなに頑張ってきて
ふらふらのRONをまた病院にひとりにして
寂しい思いをさせたくない。
自宅で大好きな私たちに囲まれて過ごすことが
RONはなによりのぞんでいるだろうし
私がRONを離したくなかった。

・・・考えたくないけれど
だけどもしも
その時がきてしまった時は
ひとりでは絶対に逝かせたくない
とゆう気持ちも強くありました。

そしてその夜
ほぼ歩けないRONが
私たちの近くにふらふらになりながらも歩いてきて
バタンと倒れこみました。
頭だけ左右に大きく振るように痙攣しはじめ
その頻度がだんだん増え長くなっていきました。
口の中が白くなり呼吸が荒くなりました。
2日でていなかったうんちがでてきました。

そして数分後

りょうちゃん、わたし、息子が見守るなか
RONは私たちの腕の中で
静かに息をひきとりました。

ただ眠っているような
穏やかなお顔になって。