神戸阪神淡路大震災29年 | 絵本作家のふらんす語屋さん

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大学でフランス語を担当していて自宅では『論』という教室を主催しています。色鉛筆とパステルで絵を描いたり絵本を描いて書いています。
まるちゃん花壇や畑の様子やうさぎのくうちゃんとの日々の暮らしの想いをつづっています。ありがとうございますMerci♥

Bonjour 

今朝は黙祷してから

家を出発しました。

阪神・淡路大震災から29年です

今フランス教員として生きていられるのは

神戸時代の大学時代があるからです。

恩師中川努先生との突然のお別れから29年...

これからもこつこつと心尽くして

フランス語教育に日々過ごしてまいります。

…と中川先生におれいしました。

先生と呼ばないように…と言われて

学生はみんな中川さんと呼んでいました。

フランス人の先生方から

フランス人よりもフランス語が素晴らしいと

大絶賛だった中川先生。


年末に机の引き出しを整理整頓していましたら

電報が木箱にしまわれていました。

あ~懐かしい…と。


神戸の大学時代は大学の寮にいました。

携帯電話のない時代です。

寮には2台の呼び出し電話があり

私たちはそれぞれ電話当番が入り

電話受付と呼び出し放送をしました。

各階に一台公衆電話があり

缶詰めにたくさんの10円玉を入れて

学生は並びました。

先輩がガチャガチャ…と缶詰めを揺らすと

前の後輩は早めに電話を切る…といった光景も

ちらほら。


携帯電話がこれほど普及している今には

考えられない電話事情ですね。


寒い1月の夜10時のことです。

526号室の…と名前を呼ばれ

電報が届いたので至急事務所になり

寝ていた私は

同室のふみか先輩に起こしていただき

事務所に行きました。


寮の責任者の先生が

早く見なさい❗電報だから❗

…と。

あけてみましたら

『今晩中に至急こちらに電話を❗中川』…と。


黒電話からあわてて電話しましたら

「寮の先生にかわって」…となり

寮の先生から

また電話を渡され

「麻里名 必ず明日朝5時半に寮の玄関に」

…と伝えられました。


寮の先生からは

語学研究会に連れていきますので

よろしくお願いいたします

…と頼まれたから

急にだけど後で書類提出でいいので

行ってらっしゃいとなりました。


はたして。

翌朝朝5時20分に寮の警備を解除していただき

玄関に出ますとすでに車が到着していました。

研究会…ということで

スーツにパンプスという服装の私に

大笑いしながら

『麻里名 今からスキー🎿だよ❤️』


何と奥様もお子さまも車の中にいらして

私たちは泊まり掛けで2泊3日のスキー旅行に。

中川先生は家族旅行に私を加えて下さったんです。

いろいろな所に連れて行ってくださいました。

中川先生がマリナマリナ…と呼び捨てなので

まだ小学生だったお嬢ちゃんも

初対面のときからマリナマリナ💗と。

楽しい思い出ばかりで

スキー旅行🗻🎿⛄も最高でした。

何度もご自宅にご飯を食べにおいで💗…と

おいしいお料理をたくさんいただきました。

私のフランスの父エミルと母ルシエンヌが

来日した時も

あちこち車で観光連れて行って下さって。

あたたかな思い出が昨日のことのように

次々と鮮やかに思い出されます。


本当の親戚のような存在でした。

ありがたくしあわせで

出逢いに感謝しました。


大変可愛がっていただきました。

今まわりの先生方にお話しますと

え❗本当にそんなことがあったの?

…と驚かれる出来事ばかりでしたし

フランス語のご指導もわかりやすく

外国語教授法の研究の道に今いられますのは

中川先生のおかげです。


これからは保育園でも
フランス語をたくさんの子どもたちに
伝えていきたいと思っています。
保育園で
フランス語レッスンができることになりましのも
今の園長先生のあたたかなご理解と
保育士の先生方の
優しいご配慮のおかげです。
私のフランス語との二人三脚人生路は
事実は小説より…という言葉通り
ドラマティックでハートフルで
ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

生かされているこの命
ありったけの愛情こめて心尽くして
精一杯がんばります💗

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今日は終日大学です。
くうちゃんお留守番頑張っています。
先日警備会社の点検も無事終了
安心安全24時間警備で感謝いっぱいです。
いつもありがとうございます。

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