一本松の命 | 絵本作家のふらんす語屋さん

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大学でフランス語を担当していて自宅では『論』という教室を主催しています。色鉛筆とパステルで絵を描いたり絵本を描いて書いています。
まるちゃん花壇や畑の様子やうさぎのくうちゃんとの日々の暮らしの想いをつづっています。ありがとうございますMerci♥

高田松原には

7万本の松の木がありました。

震災の後 残ったのは

一本。

樹齢250年の松でした。


樹木の専門家たちによる

活性剤の散布で

土壌の改良をしたり

木の周囲に鉄板を埋め込み

海水の浸水を防ごうとしました。


苗木を育てようと

接木をして

さらに

避難所に暮らす人々も

一本松プロジェクトを立ち上げ

マフラー 携帯のストラップなどを手作りして

一本松を守ろうとしました。


7月

新しい松ぼっくりの実がついた新芽がでます。

接木した一本松からの新芽は

確実に成長しているのです。


受け継がれた命は

種から育てた苗木もあります。

一本松の子どもになりますね。

これらの苗木は

5年後屋外に植えられるとのこと。


命はつながります。

大きく心につながります。