ワインの夜なべ
先輩宅でのワインナイト。
いつものスタイリッシュなお宅にお邪魔すると、
何やらもうワインが並べられており、臨戦態勢に入っていました。
ろみゆのもってきたおつまみをつまみながらまずは白ワインでスタート。
ドイツNaheのGottelmannのRiesling Spatlese Halbtrocken 2006。
Halbtrockenなので少々甘口のアペリティフにちょうどいいリースリング。
続いて、Vosne-Romaneeの飲み比べ。
作り手こそ違いますが、同じ村名アペラシオンです。
そしてかなりはっきりとした違いがある2008(G. Mugneret-Gibourg)と2009(Francois Gerbet)のビンテージ。両者とも女性の造り手さんです。
グラスに注いだそばから線の細いふわふわ~~っとエレガントなお花のような香りが広がる2008と
全く閉じている2009。
口に含んでみると、2008は香りとつながりのある小さい赤い果実やスギの風味。一方2009は最初に果実のアタックがガツンと来て、ムスクやスギの風味が後からしわ=っとやってきます。
しばらくあ~だこ~だ言いながら両方をグラスでエアレートしながらお料理をつまんでいると、
みるみるうちにひらいてくる2009。すごい香りでした。赤や黒の果実、スギ、そして湿った土の香り。
お天気が良くてブドウが完熟し、かなりパワフルでボディのしっかりしたワインが造られた2009。まだまだ香りもボディも閉じているビンテージですが、一度開かせてみるとそれはそれはすごいポテンシャルの持ち主ということが良く分かりました。
恐るべし、ブドウです。
これにはあらためて驚かされました。ワインってやっぱり面白いわ~~♪
つまみの後は、先輩がキッチンに立って、いろいろ作ってくれました。
いつもながらどれも絶品です。正直こんなにお料理の上手な男性周りにそうはいません。
単身赴任中の彼ですが、ワインにゴルフに旅行に、ここまで遊びまくっていることを日本の奥様とお子さんは知っているんでしょうかね・・・。
続いて、こちらもあまり日本ではお目にかかれないワイン。
Caparzoが造るBrunello di Motalcinoの中でも極上単一畑からつくられるLa Casa。
マンガ「神の雫」の第9の使徒で
Poggio di SottoのBrunello di Montalcinoが選ばれたときに
そこにたどり着くまでのエピソードの中で遠峯一青が
「自分が神の雫の使徒を選ぶとしたら間違いなく、
その使徒の一本に選定する極上ワイン」と評したBrunelloです。
マンガの作者、亜樹直氏はエッセイの中でも絶賛していて、
神の雫の使徒に選ばなかった理由としては、「生産量が少なく流通していないから」とのこと。
ろみゆはトスカーナ旅行時に作り手Caparzoには2度訪問していて、
ワイナリーから直接購入してきました。
その2006ビンテージを開けました。
Brunellonには二つのタイプがあって、Banfiのように色が濃くてタンニンもがっちりしててものすごいボディと迫力のある長熟型のものと、Poggio di Sottoのようにブルゴーニュのようなエレガントな色合いで、そこにタンニンがうまく溶け込んでおり、なめらかな質感がずっと続くようなタイプのものがありますが、こちらは確実に後者のタイプ。2006はブルネッロにしてはまだまだ若いですが、十分楽しめました。
続いて、チーズをつまみながらVolnayを開けたあたりで、
皆さんおかしくなられて・・・
それぞれ思いもいの動画や音楽をネット検索しては、歌って踊っての大騒ぎ。
アラフォー男子が、カメラさえも追いつかない機敏な振り付けで熱唱です(笑)
4人でワイン6本+α。
ちなみに解散は2時過ぎ。
最後まで合流しようとしていたお仲間は、別件が長引いてそちらもご帰宅は3時過ぎだったとか。。。期末ですね(笑)。
毎度毎度皆様、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
美味しい料理に美味しいワイン、難しい話ではなくあーだこーだいいながら楽しむひと時は最高ですね。