ペーパームーン | Love Faith Alive

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1973年。アメリカ。

ピーター・ボグダノヴィッチ監督。

ライアン・オニール、
テイタム・オニール主演。



レンタル屋さんに行くと、自分の見たい映画は殆んど置いて無い。そんな中、見つけた一品が こちら。だって唯一の白黒だもの。光って見えた。

この映画はアカデミー賞の何かを受賞してるらしいけど、sorry知らない。てか、70年代の映画って殆んど知らない。

ま、いいや。

映画は初っぱなから墓場。母親が事故で亡くなってしまい、身寄りが居なくなってしまった9才の女の子。そこに  たまたま居合わせた母親の元ボーイフレンドが、周りの人から、女の子を遠くにある叔母の家まで連れてって欲しいと頼まれ、嫌々ながらも一緒に旅をする、といった お話。

男は道中、故人の家を訪ねて聖書を売りつけている詐欺師。賢い女の子は 状況判断で、一緒に お金の巻き上げに加担する。そして、男に200ドルの貸しがあるからと、責任放棄しないように仕向ける。このやりとりがまた可笑しい。9才の女の子と言えど、ある意味男を尻に敷いていると言いますか。しっかりしてる。そして、いっちょ前に女の嫉妬心もあって、これがまた面白い。

女の子が、劇中何度も"本当のお父さんじゃないの?"って聞く所が可愛い。顎が似てるって。顎ですかー。笑。一応見終わってから知ったんだけど、2人はリアルに父と子、なんだそうで。はは、似てる似てる。

最後、ようやく叔母の家に辿り着いて、2人はサヨナラ~のハズが、やっぱりこの展開だよなーと。

映画は、わりと淡々としてるんだけど、結構面白い。子供と言えど、対等に扱われてる所がいいし。そら自分も詐欺してるからね、女の子には説教も出来ないっていう。笑。

最後に乗り換えたオンボロの小さいトラクターが、とっても印象に残った。