既にディスクメディアはオワコンな件 | 本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒

既にディスクメディアはオワコンな件

ちょっと近所に出かけたついでに、BDのディスクを買おうとコンビニに寄った。
しかし、電池やUSBメモリや各種のコードを置いてあるコーナーにディスクメディアは陳列されてない。
昨年くらいまでは置いてあったと思うのだが、いつの間にか無くなっている。

コンビニでは商品毎の売り上げを細かくモニタリングし、売り上げが少ない商品はすぐに置かなくなる。

様々な商品の流行り廃りが良くわかる。
という事は…

映像記録用ディスクの需要は、一般家庭に於いてはもうあまりないと言う事だ。
TV番組はレコーダーのHDに録画し、映画やドラマ番組はオンデマンドで観る様になり、放送をわざわざ光学ディスクに記録し観る様な事はしないのだろう。
僕みたいに、放送される番組を録画し、気に入った作品はこまめに光学ディスクに落として保存している様な物好きはいつの間にか絶滅危惧種になっている様だ。

所有している安心感から実際は1回も観返さなかったりするから、そうしたトレンドはある意味では正しい。

 

若者に

「そんな事するのはお年寄りだけだよ。」
と言われちゃっているんだろうなぁ…いやはや

よく見ると10年くらい前にはコンビニに必ず置いてあった蛍光灯も無くなっている。
あぁ、蛍光灯も照明用LEDが普及しオワコン化しつつあるのだろう…

どちらもまだまだ流通していて、電器量販店に行けば手に入るのだが…
コンビニの店頭からなくなったというのは、ある種の死刑宣告を受けた様なモノだ、
案外、蛍光灯よりも光学ディスクの方が早く量販店から無くなるのかもしれない。
蛍光灯は消耗品で、本体の照明器具が残っている限りは需要がある。
そして一般家庭ではそれほど積極的にLEDに置き換えようというモチベーションは働かない。
しかし、記憶媒体はHDやSSD、そしてネットとかに取って代わられてしまえば需要はなくなる。
利便性も高くなるので、置き換えようとするモチベーションも高いだろう。

しかし…困った事に昭和生まれのオヤジは違う。
記憶媒体としての実態が見えないと落ちつかないし、そして所有欲が満たされないのだ。
紙の書籍を購入するのをやめられないのも、根は同じ心理。

追記
そんな事を言いながら…
英語の分厚い専門書を何冊か買って、あ、これはKindleとかの電子書籍にしないと駄目だ。と感じた。
なんせ重くて扱いに困る。
連中は何で分冊にするとか考えなかったのだろうか?
必要な時に仕事に持って行く事もできない。
判らない単語を辞書で引いたりするのも億劫だし、どうしても辞書も一緒に持ち歩かないといけない。

面倒くさい事この上ない。

 

追記2

10/21に、政府が家庭用のBDの機器・媒体に、著作権者らへの補償金を上乗せする「私的録音録画補償金制度」 を適用する事を決めたという報道があった。

つまり、BDの機器・媒体の価格に、その補償金制度のお金を上乗せして販売しなければならなくなるという事である。

いやはやなんとも…40年くらい前のVTRテープの時に同じ様な話があったけれど、あの時は電機メーカー側の発言力が強く、そんな機器やメディアの販売を抑制しかねない制度は潰された。

今回はそれが通ってしまった。

ますますディスクメディアはオワコンになってしまうなぁ…