■書評 キース・ロバーツ『パヴァーヌ』 ちくま文庫2012/10 | 本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒

■書評 キース・ロバーツ『パヴァーヌ』 ちくま文庫2012/10

パヴァーヌ (ちくま文庫)/キース ロバーツ
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エリザベス1世が暗殺され、スペインの無敵艦隊が英国に侵攻し、ローマ法王庁が欧州に君臨した世界を描く仮想世界モノ。
40年以上前の作品。
2年ほど前に復刻出版された。

素晴らしい作品だと思う。
蒸気機関自動車、腕木信号通信…
かつて実際にヨーロッパに存在し、現在は失われたテクノロジーを鏤めて、ちょっと悲しい童話の様な叙情的な掌編を積み上げて、この仮想世界で宗教革命が起こる様を活き活きと描く。
この作品が40年近く絶版だったのが勿体なくて仕方ないね。