読書グラフィ 今日読んだ本

★猿渡歩 / 『1位思考──後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣』


●誰でも1位になれるシンプルな6つの習慣

(1)全体最適の習慣
 組織全員が「会社にとってベストな選択は何か?」を考える習慣

(2)バリューを出す習慣
 自分が加わることで価値が付加されること。

(3)学ぶ習慣
 インプット力と地頭力を同時に磨きつつ、どうしたらアウトプットの質を高められるか。

(4)因数分解の習慣
 因果関係と相関関係、仮設思考やバックキャスティング思考、スピード感の醸成、非合理の合理など

(5)1%にこだわる習慣
 99%まで完成した仕事のラスト1%をやりきるコツに触れる。

(6)サボる習慣
「頑張った感」という悪魔をするりとかわい、脳疲労を取る習慣。


●成果の公式

成果=(インプットx思考回数x試行回数)/時間 x ミッションxバリュー


●コンコルドの誤謬

※(コンコルドのごびゅう、Concorde fallacy)、コンコルドの過ち、コンコルドの誤り、コンコルドの誤信、コンコルド錯誤ともいう。

「埋没費用効果 (sunk cost effect)」の別名であり、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態を指す。超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。

わかりやすい日本語で言うと「せっかくここまでやったんだから」ということ。

(出展 https://ja.wikipedia.org/wiki/コンコルド効果)


□『論語』
□D・カーネギー『人を動かす』
□内田和成『仮設思考-BCG流 問題発見・解決の発想法』
□安宅和人『イシューからはじめよ-知的生産の「シンプルな本質」』
□アンジェラ・ダックワース『やり抜く力-人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』


●身のまわりの成果を上げている人やあらゆる分野の専門家に
「最近どんな人やモノに注目していますか?」
「最近読んだ本は何ですか?」


●仮説が先でデータが後。


●性能を訴えることで購入につながる層もいれば、用途を訴えることで購入につながる層もいる。


●バックキャスティング思考

 未来に視点を置き、理想となる未来像を描き、そこに向かってアクションを起こすことを「バックキャスティング」という。

 反対に現在や過去のデータから未来を予測することを「フォアキャスティング」という。


●難しいということは、他社も難しいということであり、やりきれた場合はそれは圧倒的な差別化になりうる。


●提供する3つの価値

(1)機能的価値
商品やサービスのスペック

(2)情緒的価値
獲得できるプラスな感情

(3)自己表現価値
自己表現・自己実現


●ブランディング

定義はいろいろあるが、私なりの定義は
「顧客が抱く印象と企業が与えたい印象を近づける活動」だ。

自分たちがこういうブランドなんだと言ってもダメで、顧客が感じた印象こそがブランドイメージになる。


●キャズム理論

イノベーター理論おける「イノベーター」と「アーリーアダプター」を初期市場、「アーリーマジョリティ」から「レイトマジョリティ」「ラガード」をメインストリーム市場とすると、両者の間には「キャズム」と呼ばれる深い溝(市場に製品やサービスを普及させる際に超えるべき障害)がある。この溝を超えることが市場開拓において重要だとする理論


●米 ペンシルベニア大学 心理学教授 アンジェラ・ダックワース氏

目標に向けて努力し続ける資質を「やり抜く力(グリット)」と名づけている。


●持続可能なブランドとは何か

私の意見は、すぐれたプロダクト x 顧客目線を持つ組織・人材


●メンバーとのミーティングでは、
「上に合わせよう」「できている人の基準に合わせよう」という話をしている。

日本社会では「平均」が大切にされている。

平均の範囲に収まることで安心感を覚える人は多いが、一方で個性が評価されなかったり、突出したハイパフォーマーが活躍しにくかったりする社会だ。

上を下げて平均を出すのではなく、全体を引き上げ、平均点を上げる。
優秀な人に評価基準を合わせることで個人が成長し、企業が成長できる。


●3大ムダ

(1)嫉妬する
人は自分にないものに興味がいく天才。
他人より自分に興味がいくほうが幸せ。

(2)「だって」と言う
人はできない理由を探す天才
できる理由を探したほうが幸せ。

(3)マウントを取る
人は自己肯定感を上げたがる天才。
自分自身を客観視できたほうが幸せ。


●他人を下げても自分は向上しないし、出る杭を打っても平均点は上がらない。

 やるべきことは全体の平均化ではなく全体の底上げ、そして出る杭は出つくすまで伸ばすこと


●人事評価で「期待度」と「満足度」は重要だ。

この2つは相関関係にある。



・家事をやってくれると期待していたのに、やってくれないので不満がたまる。

・毎回遅刻してくる人が、時間どおりにくるとすごいと思ってしまう一方、毎回時間どおりにくる人が一回でも遅刻すると不満に感じる。


アウトプットが同じでも、期待度によって満足度が変わるので、その差を事前に調整できるとコミュニケーションが円滑になる。

当人の能力が背伸びをして届くくらいのところに期待度を設定するのがよい。

満足度を上げるだけなく、(忙しくて対応が遅れることを事前に伝えておくなど)期待度を下げることが必要な場合もあると知っておくと、関係者とのコミュニケーションはさらに円滑になる。


●『はじめの一歩』の有名なセリフ

「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!!」


●自分は何のために仕事をしているのか。

今やっている仕事によって、どのように目的に近づけるのか。


「こうなりたい」という自分の姿を実現する行動ができているかを、定期的に振り返る機会をつくろう。

「今、自分は、本当に歩きたい道を歩いているだろうか」と考えてみよう。


#読書 #ビジネス #自己啓発