*土間*
今日もお昼はピクニック。
ドイツパン屋の看板を出し、中にはコアラパンを並べるクールなパン屋でおやつパンを買う。
それからスターバックスでコーヒー。
これは彼のおごり。トールサイズをふたりで分ける。
鴨川の近くに住んで良かったなーと思うとき。
ふたりでよかったな、と心から嬉しくなるとき。
かえりみち、彼と「孤独なおじさん」の話をした。
古い民家に住むひとりぼっちのおじさん。
土間には囲炉裏があり、鍋がつるしてある。
おじさんは「旅の者が迷いこんでくるかもしれない」と思い、毎日多すぎる粥を煮る。
魚も多めに焼いておく。
家の灯りを絶やさない。
土間はいつもあたたかな湯気で包まれている。
たべものの良い匂いに満たされた幸せな空間。
そこで、迷いこんできた「旅の者」と粥をかこんで朝まで語り合うのだ。
でも、おじさんはひとり。
誰もこない。
旅の者など、こない。
誰もいない。
敵すらいない。
そこには、おじさんがひとりいるだけ。
おじさんは今日もあまった粥と魚を捨てる。
無言で後始末をし、布団を敷く。
最後に喋ったのがいつかなんて、無論覚えちゃいない。
夜もすっかりふけると
冷たい布団にひとり横たわり、目をつむる。
また、ひとりぼっちの朝を迎えるために。
なんか、「うわぁぁああああ!!!!!」ってなりませんか?
ひとりの時間は大切。
本当に大切。
でも、その愛すべき「ひとりの時間」っていうのは
「ひとりじゃない時間」がある、という前提のもと。
「ひとりの時間は大切」って、
つまりそういうことだ、と思った昼下がり。
コアラパン、いつか買ってみようかな。
*River*
京都ですらすっかり涼しい秋気分。
窓を開けるだけでひんやりした風が入ってきてすっかりご機嫌。
満月は綺麗だし、餓えも戦争もない。
熱いコーヒーが美味しい。
お風呂で本を読むのが気持ち良い。
もう、何の不満もない夜。
BGMは前にも一度書いたHerbie hancockのRiver。
http://www.youtube.com/watch?v=4WjUr0sBO0M
原曲はGreatジョニ・ミッチェルです。
この曲が収録されたアルバム「Blue」は私の中で「20世紀名盤ベスト10」に入ります。
レコードで聴きたい一枚。
それにしても、いい夜だなー。
安ワイン、買いにいってきます。
*趣味*

斎藤美奈子さんの書評は面白いなー。
厳しいけれど某女史の様な汚いことば使いもないし(笑)
『趣味が読書』でない人もついつい手にとり買ってしまったベストセラー本。
読まずに『ああ、あれね。はいはい』と一蹴する『趣味が読書』な人たちに代わって斎藤さんが読んでくれましたよー。
2000年に出版された書籍なので懐かしい!
目次を見ると、高校の図書館で借りて読んだ本のタイトルがズラリ。
『五体不満足』
『だからあなたも生き抜いて』
『チーズはどこへ消えた?』
『世界がもし100人の村だったら』
『声に出して読みたい日本語』
『買ってはいけない』
『朗読者』
『模倣犯』
『捨てる!技術』
などなど、『ああ、こんな本あったあったー!!』のオンパレードでした。
本を読まない大衆の手にも取られる『受ける本』の要素とはなんなのか。
を、出版会に無知な読者にも気付かせてくれる案内書のようなものだなーと思いました。
随所で笑ってしまう、ホンマに面白い書評です。
2010年版も出してほしい!