こんにちは、
「四国巡礼のメカニズムと創造のメカニズムとの相似性」2015.5.24
四国八十八カ所霊場巡礼を結願して、そのメカニズムを考えてみた。何故沢山の人が毎年毎年１２００年もの長きにわたって続いてきたのか、創造のメカニズムと同じメカニズムで組まれていることに気づきました。
「因果応報」とありますが、結果は因の中にすでにある。そのメカニズムは古のヤマト人たちの伝承の中に明らかに示されていました。
「全（まった）けるハジメあらば、 全けるナガレありゆく、 全けるナカ゛レあらば、全けるススミありゆく、 全けるススミあらば、 全けるナリとなりゆく、これぞまさしくスメラ（皇）ナルナリ」
これが創造のメカニズムで、すべての結果はそのハジメの因にすべてが含まれている。そのメカニズムのナガレによって創造は完結する。
四国八十八カ所巡礼を行うと決めたハジメの因に結願するメカニズムが内在している。
① 巡礼をすると決めたハジメの想いの中にすでに全行程の計画が内在しているので、何も判らなくても先ず行動して＜発心の道場＞徳島の一番霊場「霊山寺」参拝する。
そこで案内所で巡礼に必要なすべてのグッズを整えてくれる。
傘、金剛杖、白装束、納経帳、ろうそく、線香、納め札、数珠、全行程ガイドマップ、その他諸々、すべて必要なものを摂り揃えてくれます。
そして、巡礼の作法、奉納の順番、本堂と大師堂の順、等親切に教えてくれますので、何事も心配せずに先ず出来ることから行動を始めることがすべてです。因の中に行動の計画が内在していているので計画はすでに出来ていると言うことです。
ハジメの因の中にすでにナガレという計画が内在していることだと思います。
② その計画を実行していく為に次の札所次の札所と順を追ってそのナガレを進ませていくだけなのです。次の札所に行くこと以外に何も考えない。これから何があるかは判らない、苦労も苦難もあるかも知れないが未知なることは判らない、唯ひたすら今を目の前のことを次の札所に間違いなく到達することを思って進む。そして到達した札所で、金堂と大師堂に参拝、般若心経を奉納し、納め札を奉納して納経帳で御朱印を頂く。
そして次の札所へと唯ひたすら歩く。（私は、車での巡礼でしたが、それでもその気持ちはわかります。もし徒歩による１２００キロメートルを巡礼されたとしたら、ただひたすらご自身の祈願を心に重いながら唯ひたすら歩く。結願する迄には身体が健康になり、心も祈りを捧げ続ける行為によって自然と心身とも健康になられるのではないでしょうか。）苦しく、辛い巡礼かも知れませんが「同行二人」御大師様と一緒に巡礼している何かが気づかされるのではないでしょうか。
③ 十里拾ヶ寺、一番札所から十番札所まで十里を一日で拾ヶ寺参拝できる平坦なハジメがあって、トレーニングが出来たらイロイロと険しい遍路転がしと言われる難所が始まる。十二番札所の「焼山寺」、六十番「横峰寺」、六十六番「雲辺寺」等が所々にある。
「薬王寺」「善通寺」「観音寺」「屋島寺」「大窪寺」など印象に残るところもたくさんありました。
④ そしてススミが最終章になると八十八番結願寺の「大窪寺」に到達すると、結願したお礼に金剛杖を納めて、道中の無事を感謝する。ススメ・ススミ・ユク・ミチが完となり一本の道が出来上がる。＜一番から始めて八十八番で一つの想いが完となる。＞
⑤ そして、無事結願出来たことを最初にお参りした一番札所の「霊山寺」にお礼参りをして、＜完了＞となり、ススミがスメラ（皇）と成る
⑥ 最後に、この願旨を祈願・結願したことを、同行二人の創始者、弘法大師･空海の鎮座しておわします高野山の奥の院に参拝報告してスメラナル（皇）ナリ、＜完結＞を体験して、創造のメカニズムをすべて整ったことを体験できました。
こんな体験談なんて、ご興味ありませんよね。ごめんなさい！
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
＜合掌＞